くらし 地方のかがやき 岡山県 倉敷市(4)

■TOPICS 03 河川の改修や職員による徹底した戸別訪問
防災の取組

水害や地震に備えるため、倉敷市は市をあげて防災・減災対策に取り組んでいます。
ハード面では、昨年3月、計画を前倒しして高梁川と小田川の合流点を下流に付け替える工事が竣工し、地域の安全性が高まりました。大型の防災備蓄倉庫も市内3か所目を整備中です。
ソフト面では一斉地震対応訓練、講演会やシンポジウム、Webサイト「倉敷防災ポータル」の開設などの施策を講じています。
昨年8月には宮崎県の日向灘で震度 6 弱の地震が発生した際、気象庁が南海トラフ地震臨時情報を発したことを受け、8月14日、15日、津波浸水想定区域に在住する高齢者などの避難行動要支援者を対象とする戸別訪問を市職員2人1組、106名で実施。防災啓発と個別避難計画の作成支援を行い、8月22日以降は対象を市内全域に広げ、計画の作成を加速化させました。

・小田川合流点付替え事業。高梁川と小田川の合流点を付け替えたほか、河道掘削などを行った。

・昨年3月に整備した有城(あるき)防災備蓄倉庫。10tトラック32台分の食糧や飲料水などを備蓄できる。

・様々な部局の市職員が戸別訪問し、ハザードマップを示しながら意識づけを行った。

・非常持出品・非常備蓄品チェックリストを市内全戸に配付。