くらし 《特集1》あなたの命を守るマイナ救急(3)

■令和6年度実証事業に参加した平塚市消防本部職員からの声

◇現場救急隊員からの声
ご高齢で夫婦のみで生活している方などは、今までの持病が曖昧な場合もあります。そういったときにお薬の情報等を閲覧すれば、処方されたお薬やかかっている病院が明確にわかるので、病院選定の役に立っています。

◇現場救急隊員からの声
呂律が回らない傷病者や筆談で会話が必要な傷病者を対 応することも多いですが、マイナンバーカードがあればスムーズに情報が得られるのでとても便利だと思います。

◇消防救急課職員からの声
傷病者は息苦しさや気持ち悪さなどで救急を呼ぶので、時間が経つにつれて症状が悪化することが懸念されます。傷病者を救うために、マイナンバーカードが救急活動にかかる時間を短縮するための1つのツールになってくれるのではと考えています。マイナンバーカードを健康保険証として有効に活用されている方はまだ多くないかもしれません。しかし、いざというときにご自身の身を守る効果が得られると思いますので、マイナンバーカードをいつでも取り出せるよう日々携帯していただきたいです。

■傷病者・医療機関からの声

◇傷病者からの声
・過去に受診したことがある病院や処方された薬の情報も記録として残るので、緊急時に便利だと感じました。
・お薬手帳が見つからず、マイナ保険証が役に立って良かった。
・糖尿病の持病があり、意識がなくなる可能性もあったので、持病が伝えられて助かりました。
・慌てて、思い出せない情報もマイナ救急で伝えられるので、助かりました。

■医療機関からの声
・傷病者の氏名、年齢等の特定に要する時間が減り、診療に重きを置くことができた。
・正確な情報は治療に必須なので確実に役立ちます。重複処方の回避にも役立つと考えます。
・飲んでいる薬が事前に分かったので、緊急オペの事前準備ができた。
・意識のない患者の場合、救急隊や家族の情報が頼り。独居や身寄りのない高齢者患者が増えているので、事前に情報が分かるのはありがたかった。