- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道稚内市
- 広報紙名 : 広報わっかない 2025年7月号
■稚内市役所新庁舎の整備状況について
新庁舎の建設工事につきましては、令和5年7月に着手して以来、数回にわたり、この場をお借りして進捗状況をお伝えしてきました。
先月13日には、私自ら、庁舎内部を視察したところであり、窓口カウンターや相談室、市民の皆さんにご利用いただけるロビーやキッズスペース、緊急時に備えた非常用電源や一時的な避難場所となる大会議室など、平常時には市民の皆様が親しみを感じ、気軽に訪れることができる拠点として、緊急時には周囲の市立病院や文化センター等と連携して迅速に対応できる災害対応拠点としての、各機能を確認してきました。
その時点では、本体工事の進捗率は85%程度であり、各フロアの壁や床などの内装作業をしていましたが、その後も順調に進んでおり、来週には本体工事のすべての作業が終了する見込みです。
その後、各種検査を実施し、7月中旬に引き渡しを受けたのち、内部の養生を行い、8月から備品を搬入したいと考えています。
同時に、外構工事として駐車場整備などを行い、予定通り、10月中旬には新庁舎の供用を開始できるよう、滞りなく進めていきます。
なお、現庁舎の解体は、来年2月から着工を予定しており、夏頃には完了させ、その後、現庁舎跡地は駐車場へ、前庭部分については植樹などを行い、市民の皆さんが集える緑豊かな広場として整備していきます。
■交通事故死ゼロ1000日達成について
本市では、令和4年9月11日に発生した交通死亡事故を最後に、今月7日をもって、交通事故による死者ゼロの日数が1000日に達しました。
この記録は、昭和45年以降、統計が確認できる中では、令和3年12月の達成に続き、2度目となるものであり、これを受けて、昨日、本市に対しての北海道知事からの感謝状、並びに北海道交通安全推進委員会からの表彰状を受け取ったところです。
このたびの1000日達成は、市民の皆様、お一人おひとりの日頃からの交通ルールやマナーの遵守に加え、稚内警察署や宗谷総合振興局、稚内市交通安全母の会をはじめとした関係団体と連携を重ねながら、様々な取り組みを進めてきた成果であり、皆様のご尽力に対し、改めて心から感謝申し上げます。
また、交通事故全体においても、本年4月時点では、昨年同時期と比べ、人身事故、物損事故ともに、減少傾向にあり、交通安全に向けた取り組みの効果が表れていると考えています。
今後も引き続き、交通事故の発生を抑制し、事故死ゼロの日数を一日でも長く積み重ねていけるよう、関係機関・団体と連携を深めながら、交通安全教育や各種啓発活動に取り組んでいきます。
■観光振興のための新税導入に関する答申について
本市は、本年2月に「稚内市観光振興のための新税導入に関する審議会」を設置し、新税導入の是非について諮問をしたところですが、その後、これまで計4回にわたり審議会を開催いただき、北海道や道内自治体の宿泊税の導入状況をはじめ、観光業が抱える課題の整理のほか、新たな財源の必要性などについて、議論が重ねられてきました。
そのような中、先月28日、審議会会長名で「新税を導入することが望ましい」との答申をいただいたところです。
また、その答申には、審議結果のほか、付言事項が添えられており、新税いわゆる宿泊税の導入については、直接関係する宿泊者や宿泊事業者への十分な配慮が必要であり、具体的には、宿泊事業者の負担が軽減される制度設計、観光関連事業者との意見交換による、新税を財源とする新たな観光振興策の検討、さらには導入後における一定期間ごとの制度の再検討などが求められたところです。
本市としては、今回の審議会の答申を尊重し、導入に向けた作業を進めるとともに、付言事項についても十分配慮していきたいと考えています。
■令和7年度6月補正予算
【一般会計】 2,818万6千円追加
【補正総額】 2,818万6千円追加
※一般会計、特別会計、企業会計を合わせた予算総額の前年度同期比は、6.8%の増額となります。
◆一般会計補正予算の主な内容
○総務費 250万円
・コミュニティ助成事業
○民生費 ▲774万8千円
・北海道私立幼稚園教育研究大会道北ブロック大会補助事業
・へき地保育所管理運営事業ほか
○衛生費 50万円
・地域医療対策推進事業
○土木費 451万円
・空き家対策事業
○教育費 2,842万4千円
・ミラノ・コルティナオリンピックカーリング日本代表選考会開催支援事業
・学校給食センター管理運営事業