- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道富良野市
- 広報紙名 : 広報ふらの 2025年7月号 No.766
◎富良野で暮らし働く人たちがいて、元気なまちはつくられています。頑張っている事業所や働く人、関連する事業を紹介します
■困ったときに頼れる安心できる先生に
◆働く人紹介
(左)髙田(たかだ)知希(ともき)さん/比布町出身
(右)小泉(こいずみ)明子(あきこ)さん/帯広市出身
・富良野協会病院 研修医
◇医師を目指したきっかけは
髙田:小学生の頃、病気で倒れた祖父が回復していく姿を見て、「医師っていい仕事だな」とぼんやり思ったことが、医師を目指したきっかけです。
小泉:小学生の頃から周囲の人に医師を勧められ続けたことで、次第に医師という職業に興味を持つようになりました。また、セミナーで出会った医師を目指す友人が病気で亡くなってしまい、その方の分まで医師として頑張ろうと決意したことが、最終的な覚悟を固めるきっかけとなりました。
◇現在の仕事内容は
髙田:現在は内科で研修しており、発熱外来、救急外来、病棟管理の業務に携わっています。指導医の先生についていただきながら、外来では患者さんの診察を行い、病棟では入院患者さんのお薬の調整などを担当しています。
小泉:さまざまな診療科での研修を通じて知識と経験を積み、医師や看護師、技師の方々から学びながら成長しています。現在は外科で手術の補助にも携わっています。
◇研修をしていて感じたことは
髙田:昨年研修していた大学病院と比べると、現在の研修先では担当させていただける患者さんの数や、任せてもらえる業務の範囲が広く、ほぼマンツーマンで指導を受けられているため、自分の力になっていると実感しています。
小泉:私が去年働いていた旭川と比べると、富良野で救急外来での患者の受け入れを行っている病院は限られているので患者さんを受け入れるか、旭川の病院へ搬送するかを迅速に判断する必要があることを実感しました。
◇今後の展望を教えてください
髙田:地域に根ざした医療を実践し、幅広い疾患に対応できる、困ったときにすぐ頼られる医師になりたいと考えています。。
小泉:知識や技術はもちろん、人柄などさまざまな面で患者さんに安心してもらえる医師になりたいと考えています。また、病気の治療には実験や検証を重ねる研究者としての側面も重要だと感じており、その分野にも力を入れていきたいと思っています。
◆富良野協会病院 新しい医師の紹介
◆今回紹介する事業所
・富良野協会病院
(所在地)住吉町1番30号
■応援する事業の紹介
◆富良野市医師養成確保修学資金
深刻化する医師不足を解消するため、旭川医科大学、富良野協会病院との三者で地域医療を担う医師の養成・確保に向けた連携協定を締結し、修学資金の貸付けを行っています。市内の医療機関で、一定期間臨床研修を受けることを条件に返還を免除しています。
問合せ:保健医療課
【電話】39-2200
※詳しくは広報紙P.24をご覧ください。