- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道福島町
- 広報紙名 : 広報ふくしま 令和7年4月号 No.821
5 生涯学習
(1)青少年教育
子どもたちがふるさとに誇りを持ち、豊かな心やたくましく生きる力を育むためには、異世代間の交流などを通じて、郷土の歴史や自然に多く触れる機会を創出していくことが重要であります。
令和6年度まで実施していた「福島学ジュニア」は、各学校での地域学習が浸透してきたことから、図書室の事業と合わせ、令和7年度に事業精査し、内容について再構築してまいります。
情操教育の一環として開催している、児童生徒向けの芸術鑑賞事業は、渡島西部4町と連携し、津軽三味線と和太鼓を用いた「和楽器の進化」をテーマとして9月上旬に福島小学校で実施する予定となっています。
令和元年度から実施している「プログラミング教室」は、プログラミングの楽しさを伝えてきましたが、学校教育でICT支援員が授業などで実施するため、令和6年度で終了いたします。
令和7年度の友好市町の中学生徒交流事業は、夏季に長野県木曽町への派遣、また、冬季に長崎県松浦市からの受入を行い、友好の絆を深めてまいります。
また、令和5年度に包括協定を締結した青森県中泊町との小学生交流事業を計画しており、初回となる今年度は、中泊町を会場に実施予定であります。両町の産業や伝統文化を体験し郷土愛を育むとともに、チャレンジ精神や共同生活による協調性を身に着けてもらうことを目的としております。
(2)成年教育
町民が自己の啓発を高めるとともに多様な学習活動を提供するなど、生涯学習活動への支援は、潤いのある生活と活力ある地域づくりの推進にも繋がります。
町民文化祭では、小中高校から各文化団体を中心として展示・舞台を通して幅広く芸術文化に親しむ機会として開催しておりますが、町制施行70周年を記念した事業を共催し、更に多くの町民に参加いただくよう関係者と連携を図ってまいります。
生活講座については、町民の皆さまの要望に沿う内容を中心に、事業の実施に取り組んでまいります。
二十歳(はたち)を祝う会については、大人への節目を共にお祝いし、励まし合う行事として、今年度も、引き続き8月13日に開催してまいります。
(3)高齢者教育
生涯にわたって豊かで潤いのある生活を送っていただくため高齢者学級を開催してまいります。
令和7年度については、年齢問わず参加できる生涯スポーツを組み入れるなど、学習プログラムの企画を実行委員と相談しながら実施し、参加者相互の交流に努めてまいります。
(4)読書活動の推進
図書室運営は、図書システムにより利便性の向上に努めており、蔵書検索システムへのアクセス数は、毎年度5,000件を超えていることから、町民の皆さんがシステムを有効に活用し、日ごろの貸し出しに役立っているものと認識しており、今後も継続的に適切な運営に努めてまいります。
幼稚園・保育所、各学校などでの取り組みは、「第3次福島町子ども読書活動推進計画」により、読書感想文・感想画コンクールや移動図書、「よみきかせの会」の読み聞かせへの支援、乳幼児へのブックスタート事業などを実施し、読書活動を推進してまいります。
6 スポーツ
(1)青少年教育
成長期に適度な運動習慣を身につけることは心身の発達にとても大切であり、関係機関と連携を図りながら、青少年スポーツの活動を支援してまいります。
道内外の小・中学生が参加する「千代の富士杯争奪相撲大会」は、福島町相撲協会とともに実行委員会を組織し、伝統ある大会が成功するよう取り組んでまいります。
また、函館青年会議所主催の「わんぱく相撲大会」への協力や、小学校での「相撲に親しむ教室」を開催し、「横綱の里」として相撲に親しむ環境づくりに努めます。
子どもたちの体力向上を図るため、学校およびスポーツ団体との連携により、少年少女体力テストや縄跳び大会などを実施してまいります。
さらに、地域の宝である子どもたちが取り組むスポーツ少年団の活動が円滑に進むよう、今年度についても大会出場費など活動費の支援を行うなど、関係者の皆さまと取り組んでまいります。
(2)成年教育
心身ともに健康な生活を営むために、体力や年代に応じてスポーツや運動に親しむことが大切であり、各種大会やスポーツなどに参加できる環境づくりを推進してまいります。
吉岡小学校運動会については、近年福島商業高校生徒も参加し、地域住民との交流も図られているところでありますが、令和7年度についても大会運営への支援を行ってまいります。
高齢者スポーツ大会については、各町内会からの参加が2年連続少なかったためこれを取り止め、令和7年度からは高齢者学級に軽スポーツを取り入れるなど、運動に親しむ機会を創出してまいります。
そのほか、水泳教室やパークゴルフ大会、ソフトバレーボール大会などの行事や大会は、各関係団体の運営が円滑に行われるよう継続的に支援してまいります。
(3)南北海道駅伝競走大会
福島町における最大のスポーツ行事である「南北海道駅伝競走大会」は、令和7年度で第43回を迎えます。
出場チーム数は、年々減少傾向にありますが、出場しやすい大会となるよう関係者とともに大会運営に取り組んでまいります。
また、令和6年度においても多くの企業などから協賛を賜り、ちゃんこ鍋などの無料提供が行われ、参加者から好評を得ており、令和7年度においても継続して提供できるよう努力してまいります。
(4)体育施設
各体育施設については、利用団体および学校との連携を図り、各施設の利用者維持・増加に向けた取り組みを進めるとともに、良好な施設環境の維持に努めてまいります。
特に、ファミリースポーツ公園パークゴルフ場は、令和5年度の高気温の影響によるコース芝の損傷が著しいことから、令和7年度から計画的にグリーン芝の張替を行う予定としております。