くらし 第118号 町長のしごと日記

~元気で笑顔のあふれる福島町を実現するために~
〔クマの被害で町民の尊い命が失われる…〕

浜では養殖昆布の収穫がピークを迎え、午前3時から作業が始まり、福島町が1年で1番にぎわいを見せる季節となっております。
全国から福島商業高校に入学した生徒たちも朝早くからコンブの仕事に汗を流し、福島町の産業の振興に一役買っていただいております。
そのような中、7月12日(土)早朝に、三岳地区でヒグマに襲われ町民の方が犠牲になっております。
改めて、犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、遺族の方々に心よりお見舞いを申し上げます。
町では、これまでも鳥獣対策の強化に努めてまいりましたが、当事故の発生を受け、防災無線による定期的な注意喚起を行っております。
また、警察署、消防署および役場職員による周辺のパトロールを強化するとともに、ハンターによる懸命な巡視を行っております。
特にハンターさんには早朝から日が暮れるまで献身的にご協力をいただいており、改めて紙面を借りて感謝を申し上げます。
また、事故後、新たに松前町のハンターの方にもご協力をいただき、3名から5名体制でパトロールの体制強化を図っております。
加えて、道庁のヒグマ対策室や道立総合研究機構などの専門家の意見やアドバイスをいただきながらパトロールと併せて、箱ワナや監視カメラ・電気柵などの設置を進め、ヒグマの市街地への進入を防ぐ対策を講じてまいります。

6月26日(木)に、渡島総合開発期成会札幌要望が実施され溝部議長と共に参加をしてまいりました。
北海道開発局では、坂場局長に対し、白神防災道路の早期の事業促進を要望してまいりました。
また、道庁では三橋副知事に対しテレビ中継局の整備に対する財政支援と第二青函トンネル構想に対する北海道の積極的な取り組みを要望してまいりました。

7月5日(土)に、認定こども園福島保育所の第51回「うんどうかい」が総合体育館で開催されました。前日の雨で会場が変更となりましたが、当日は、多くの保護者が見守る中、かけっこや紅白玉入れなどなど、子どもたちの一生懸命な姿が会場いっぱいに広がり、最後の紅白リレーは最年長のつばめ組の子どもたちと、保護者の方々の白熱したリレーが展開され、会場は大変な盛り上がりを見せておりました。
6日(日)には、少年相撲や津軽海峡の遠泳で交流のある青森県中泊町で開催されました中泊町合併20周年記念「津軽海峡交流フェスタ」に参加をしてまいりました。
小泊地区での開催で、開会式とパネルディスカッションへ参加させていただき、当町をPRするとともに当町出身の2人の偉大な横綱や冒険家の中島正一さんのお話などをさせていただきました。

9日(水)に札幌市において、北海道マリンビジョン促進期成会の役員会および総会が行われ、また、翌日の10日(木)には北海道市町村長交流セミナーおよび交流の夕べが開催され、全道市町村長と共に北海道鈴木知事および道庁幹部職員と交流を深めてまいりました。
翌日の11日(金)には、防災・危機管理トップセミナーに参加し、改めて、災害時における町のトップとしての判断や行動などを再確認することができました。