イベント 文化の伝承 ニセコ町で続く伝統行事「ニセコ狩太神社 例大祭」

ニセコ町では、1年を通してさまざまな行事やイベントが実施されている。どれもニセコ町らしさやその季節らしさが感じられ、子どもから大人までたくさんの人が集う。その一つに、開拓期より続くお祭りである「ニセコ狩太神社例大祭(旧狩太神社例祭)」がある。

◆ニセコ狩太神社の「歴史」
その歴史は古く、100年以上前、開拓民としてこの地に入植した当初までさかのぼる。明治29年入植当時、「開拓成就、暮らしの安寧と弥栄」を祈り、まつったことがはじまり。明治37年には、松岡陸三により境内と社殿が奉納された。
村名であった狩太村にちなみ「狩太神社」と呼ばれていた。昭和39年に狩太町がニセコ町へ改名後もそのままであったが、令和5年1月1日にニセコを加筆し「ニセコ狩太神社」に改称した。日本で初めて、唯一のカタカナを含む名称の神社となった。

◆ニセコ狩太神社例大祭の「伝統」
神社祭の歴史も古く、ニセコ町が狩太村だったころから続く。
毎年、本厄の人が猿田彦とオカメ(アマノウズメ)となり、お面を付けて神輿(みこし)行列として町内を練り歩く。町の無形民俗文化財にも指定されている赤坂奴の行列や、各団体のお神輿(みこし)の渡御行列、踊り山の舞い歩く姿を見ることができる。

◆ニセコ狩太神社例大祭のお知らせ
◇縁日
9月9日(火)午前10時~午後9時

◇神事
・9月9日(火)午後7時~…宵宮祭
・9月10日(水)午前9時~…例大祭
・9月11日(木)午後4時~午後9時…直会

◇奉納行事
9月9日(火)~11日(木)午後4時~午後9時
随時、ステージでの奉納音楽祭、境内では獅子舞など実施

◇振る舞い酒(御神酒)
9月11日(木)午後4時~午後9時