くらし 令和7年度行政執行方針(4)

◎地域おこし協力隊、集落支援員の充実及び地域活性化起業人の活用について
庁内における人材不足に対応するため、各分野におきまして、地域おこし協力隊員、集落支援員の更なる募集を行い、様々なアイディアを頂き地域活性化に努めて参ります。
また、道内の大学等と包括連携協定を締結し、専門知識を持つ学生の受け入れを行い、本町でご活躍いただけるよう努めます。
新たに、地域活性化起業人制度により、民間企業の専門知識・業務経験・人脈・ノウハウを活かし、即戦力人材としての活用も検討して参ります。

◎北竜町の魅力発信プロジェクトについて
昨年度より、北竜町未来につなぐまちづくり町民会議や職員によるプロジェクト会議によって、改めて認識をした町のブランド「ひまわり」を中心として、町のホームページやSNS等による情報発信、ロゴや名刺等によるPR、お米やひまわり油等を使用したお土産品開発など、町の内と外の力を活用していくことで、交流人口や関係人口を増やし、北竜町の魅力を発信していくことに努めます。

◎株式会社北竜振興公社について
サンフラワーパーク北竜温泉の指定管理業務、農畜産物直売所みのりっち北竜並びに商業活性化施設ココワの管理運営、スクールバス運行の受託を行い、町の農業・商業の振興、観光振興、町民の健康増進、更には雇用の場として町の地域振興に大きな役割を果たしています。
依然として厳しい経営状況にはありますが、昨年度より引き続き、経営改善に向けて専門家からの支援を頂き、北竜温泉の魅力化や戦略的プロモーションなど情報発信の強化による誘客促進、更なる営業活動の強化、サービスの質的改善、商品開発、経費節減策を進め、利潤・利益追求の職員教育に取り組んで参ります。
令和7年度においては、新たな地域公共交通事業所を創設し、スクールバスをはじめとして地域公共交通などを一元化して運行いたします。
また、地方創生推進事業の実施にあたり、町から地域再生推進法人の指定を受け、町と公社職員が連携し、地方創生推進事業の推進に努めて参ります。
本年度も町並びに公社役職員一丸となって努力して参りますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

◎戸籍・年金・マイナンバー事務について
戸籍・年金事務につきましては、個人情報に係わる事務でありますので、プライバシーの保護に留意し、法務局や年金機構、内閣府とも連携し、国の動静を注視しながら相談業務に努めて参ります。令和7年度は、戸籍の振り仮名記載法改正対応や、窓口での支払いにおけるキャッシュレス化、「書かない窓口」の導入を推進して参ります。

◎廃棄物処理等環境衛生対策について
今年度も引き続き不正なごみ出し、不法投棄等、法令遵守の啓発を行い、生活環境の向上を図り、ごみ分別の周知と啓蒙及び減量化に努めて参ります。

◎高齢者支援対策について
高齢化の進行により、一人暮らしの高齢者の方が増加していますが、いつまでも健康で安心して生活できるよう、社会福祉協議会に委託しております在宅福祉事業を継続して実施して参ります。
また、福祉除雪サービス等制度の周知を行い、広く利用いただけるよう取り組んで参ります。
更に、地域の皆様の協力を頂いて運営しております和地区、碧水地区の「地域支え合いセンター」につきましても、更なるご利用を頂けるよう取り組んで参ります。

◎障がい者支援対策について
「障がい者総合支援法」に基づき、身体・精神・知的それぞれの障がい者手帳を保有されている方が、よりよい生活を送ることができるよう、引き続き医療機関等関係機関と連携し、必要に応じた自立支援給付及び自立支援医療のサービス提供に努めて参ります。
また、北空知成年後見相談センターの運営について、引き続き北空知1市4町で取り組むとともに、町民に対する成年後見制度の普及啓発について推進して参ります。

◎子育て支援対策について
昨年度策定を行った「第3期北竜町子ども・子育て支援事業計画」に基づき、子育て支援施策を推進して参ります。令和7年度は、「北竜町こども家庭センター」を設置し、子育てに対する相談窓口の一本化を行い、すべての子どもとその家庭、そして妊産婦に対して、切れ目のない支援を実施できるよう体制の強化を図ります。また、子どもに係わる関係者が連携し、子育て不安を抱える親子の育児能力の向上や虐待予防の支援を進めて参ります。
併せて、通年入所児童の基本保育料の全額減免や、高校生までの子どもの医療費の無償化について、引き続き実施して参ります。
また、国の交付金事業により妊娠時から出産、子育てに対する支援を実施するとともに、従来実施しております養育支援等、各種子育て支援制度の実施を通して、少子化対策の推進に努めます。
保育園及び子育て支援センターの運営については、定期的に保育園と懇談を行い、よりよい保育サービスの提供に努めます。また、引き続き社会福祉協議会に指定管理委託を行い、効率的な運営に努めます。
チャイルドシート等の貸出については、計画的に老朽化したシートの更新を実施し、引き続き対応して参ります。