- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道東神楽町
- 広報紙名 : 広報東神楽 2025年5月号(第728号)
◆第2部 基本構想
第1章 まちの将来像
◇1 まちづくりの基本的視点
序論を踏まえ、これからのまちづくりの基本視点を定め、まちづくりの全ての分野における基本とする。
視点1「東神楽らしさ」
「花のまち東神楽」に向けた取組など、これまでのまちづくりでの成果、地域特性や地域資源を生かし、人づくり、地域づくりなど、多彩な東神楽らしさを創造するとともに町内外に発信し、誇れるまちづくりを進める。
視点2
「幸福度の高い暮らし」自然と共生する安全・安心・快適で誰もが住みよい生活環境を基本として、物心両面で日々の生活に豊かさや楽しさ、充足感が感じられ、こどもから高齢者まであらゆる世代が健やかに生きがいをもって住み続けられるまちづくりを進める。
視点3
「先進性」人口減少や少子高齢化、地球温暖化等の影響が本町の暮らしや産業にも及び、将来の不確実性が高い時代の潮流を踏まえ、社会の動向や技術の進歩をいち早く察知し、先手を打って対応するまちづくりを進める。
視点4
「持続可能なまちづくり」さまざまな分野における町内外での連携を重視し、地域や住民、家庭、学校、事業者等の活動・交流をますます活性化させるとともに、だれもがデジタルを活用できる環境整備はじめ、行財政改革に引き続き取り組むことで、持続可能で活力ある地域社会や産業を築く。
◇2 まちの将来像
まちの将来像は、本町が2036(令和18)年度に目指す姿を町内外に示し、町民と行政、町内外のさまざまな主体が、これまでのまちづくりの成果を活かしながら、よりよい将来を共に築くための象徴となるものです。
こうした位置づけや、序論で確認したまちの特性と課題、まちづくりの4つの視点「東神楽らしさ」「幸福度の高い暮らし」「先進性」「持続可能なまちづくり」を踏まえ、将来像を次のとおり定めます。
花と大地と笑顔の東神楽
~次世代に受け継ぐ幸せな暮らし~
◆[基本計画]
第1部 重点プロジェクト
第1章 重点プロジェクト
重点プロジェクトに関する施策については、前期基本計画(令和7年度~令和10年度)の中に主要施策として重点的に盛り込むとともに、実行計画で具体的な事業化を進めて行く中で、重点事業として抽出・設定し、限られた財源の重点配分を図り、積極的に推進していく。
◇将来人口
2050(令和32)年の人口は、最も多い推計パターンで8,289人、最も少ない推計パターンで6,681人という結果が得られました。また、いずれのパターンの推計結果を見ても、年少人口の割合が低下する一方、高齢者人口の割合は高まっており、一層の少子高齢化の進行が予想されます。
令和17年人口推計 8,497~9,453人
令和22年人口推計 7,867~9,124人
令和27年人口推計 7,268~8,735人
令和32年人口推計 6,681~8,289人
◇重点プロジェクト1
時代の潮流を捉えた持続可能なまちづくりプロジェクト
・ゼロカーボンの推進による持続可能な社会の実現
・デジタル化による持続可能な行政運営のさらなる推進
・民間活力や外部人材の活用
◇重点プロジェクト2
みんなでつくる地域共生社会プロジェクト
・多様な分野における参画・協働の促進
・より良い地区づくりの推進
・広報・広聴活動の充実
・町内外との交流活動の推進
・町内で運行する公共交通の検討
・スマートウェルネスシティの推進
◇重点プロジェクト3
未来をひらく子育てと教育のまちプロジェクト
・子育て支援のさらなる充実
・「生きる力」を育む教育の推進
・多様なニーズに対応した教育環境の整備
・良好な住宅ストックの形成
◇重点プロジェクト4
暮らしを支える魅力ある産業創出プロジェクト
・地域に密着したサービス、特産品開発等への支援
・企業の誘致、商業施設の立地促進
・空港周辺の再開発及び空港の誘客・利用促進
■第9次東神楽町総合計画の施策体系