- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道東神楽町
- 広報紙名 : 広報東神楽 2025年11月号(第734号)
◆上下水道料金の見直し
上下水道事業は、快適で衛生的な日常生活を送るうえで欠かすことのできない重要なインフラであると共に、未来を担う次の世代にも確実に引き継いでいかなければならない町の大切な財産です。
事業運営にあたっては、料金収入による独立採算制が原則となっていますが、将来にわたり安定的にサービスを提供するための中長期的な基本計画として、昨年度改定した「経営戦略」において、上下水道料金の改定が必要であることがわかりました。
東神楽町の水道料金および下水道使用料は、供用開始から現在まで改定することなく据え置いており、不足分の費用を補填するために、一般会計からの多額の繰入金に依存しているのが実情です。
また、今後は人口減少による料金および使用料収入の減少、施設の老朽化による更新費用、維持管理費の増加が見込まれ、安定したサービス提供のため、上下水道料金の見直しについて、東神楽町上下水道事業審議会に諮問しました。
◆上下水道事業審議会からの答申
上下水道事業審議会は、町内各団体の代表7名と公募委員2名の9名に、北海道大学の宇野二朗教授をアドバイザーに加えて、7月19日と9月5日の2回開催され、町からの諮問に対して専門的かつ公正な立場から意見をまとめています。
9月29日、審議会から町長へ「水道料金」と「下水道使用料」の見直しに関する答申が提出されました。
◇答申の内容
[水道料金について]
・料金収入が不足し赤字経営が続いており、一般会計からの繰入金に依存
・独立採算とするためには174%の引き上げが必要だが、激変緩和のため「23%引き上げ」が適当
・一般家庭の標準的な使用量20立方メートルの場合、月額3501円(648円増)
[下水道使用料について]
・使用料収入が不足し赤字経営が続いており、一般会計からの繰入金に依存・独立採算とするためには70%の引き上げが必要だが、激変緩和のため「49%引き上げ」が適当
・一般家庭の標準的な使用量20立方メートルの場合、月額3267円(1067円増)
[算定期間]
令和8年度から令和12年度までの5年間とし、経営戦略の見直しに合わせて再度検討
◆合併処理浄化槽およびし尿処理に係る料金改定
下水道使用料の改定にあわせて、合併処理浄化槽の汚泥およびし尿処理に係る収集、運搬、処理費用などの個人負担の改定を予定しています。改定内容としては、下水道使用料の改定に準拠する方向で検討しています。
◆住民説明会を開催します
令和8年度から予定している「上下水道料金の改定」、「合併処理浄化槽およびし尿処理に係る料金改定」について、町民の皆さまに説明し、ご意見を伺うための住民説明会を開催します。

◆改定後の料金

お問合せ:
建設水道課管理係【電話】83-5413
くらしの窓口課環境衛生係【電話】83-5402
