- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道苫前町
- 広報紙名 : 広報とままえ 令和7年5月号
(河川)
町管理河川である普通河川については、3河川の維持工事等を実施し、適正な維持管理を行ってまいります。
また、北海道による古丹別川河川改修工事については、令和2年度より遊水池を含めた新たな豪雨対策とした河川改修事業が着手されているところであり、砂防堰堤等を含めた複数年の事業となることから、地元期成会等関係機関との調整を行いながら、北海道とも連携を図り、地元要望が反映された治水事業となるよう支援してまいります。
(居住環境)
町営住宅について、令和7年度は、北斗団地、川添団地及び天竜団地の長寿命化改善事業を実施してまいります。
また、社会課題の変化に柔軟に対応するため、町営住宅及び特定公共賃貸住宅に関する条例を改正し、優先入居対象の拡大や入居手続期間の延長などを実施することとし、これまで以上に町民ニーズに応える町営住宅運営を目指してまいります。
更に、町民の定住や町外からの転入を促進するため、民間住宅の新築、改修への補助や空家の有効活用に対する助成に加え、民間賃貸住宅建設への支援につきましても、引き続き実施してまいります。
空家対策については、「苫前町空家等対策計画」を改定し、「特定空家等」及び「管理不全空家等」の個別認定を検討し、適切な対策を講じてまいります。
(生活環境)
重要なインフラである水道施設については、水質保全と安定供給を最優先に、適切な管理に努めているところであり、令和6年度から着手した古丹別地区浄水場の耐震改修工事及び大規模改修工事については、令和7年度以降も計画的に進めてまいります。
下水道事業については、住民の衛生環境向上のため普及促進に取り組んでいるところでありますが、新たにストックマネジメント実施計画(修繕改築計画)を作成し、施設の長寿命化と計画的な維持管理を推進するとともに、汚泥の有効活用に向けた検討を継続してまいります。
また、市街地以外の地域においては、合併処理浄化槽の設置を推進し、町内における生活排水処理に関する地域格差の解消を目指してまいります。
古丹別地区流雪溝については、北海道による現況調査業務が行われ、令和7年度は、更に全体事業費などを把握するための調査を進め、令和8年度には、設備更新のための設計業務に着手できるよう、引き続き要望してまいります。
さらに、近年顕在化しつつある野良猫による生活環境への被害対策として、無責任な給餌行為の抑止を周知するほか、令和7年度から飼い主のいない猫の不妊去勢手術費に対する補助事業を実施してまいります。
加えて、重要な情報インフラである携帯電話網の整備について、本町の幹線道路である道道力昼九重線及び国道239号線の沿線山間部に不感地域が残されていることから、その解消に向けて取り組んでまいります。
(地域公共交通)
町民の日常生活を支えるバス交通をはじめとして、自家用車によらない移動手段の重要性が増しており、地域が一体となって持続可能な交通サービスを確保するため、「苫前町地域公共交通活性化協議会」を令和6年3月に設置したところであり、令和7年度は、地域公共交通のマスタープラン策定に向けて取り組んでまいります。
また、高齢者及び障がい者の交通手段確保のため、にこにこタクシー運行事業を実施するほか、バス交通を利用して通学する高校生への支援を継続してまいります。