くらし Hello!! ALT Xin chào!! CIR

■Hello!!ALT
外国語指導助手(ALT)
キム

◇ハロウィンの季節がやってきました!
私が住んでいた地域では「トリックオアトリート!」と言って各家を訪問するといったことはあまりなく、夜ご飯を食べた後に子どもたちで集まって、ハロウィン仕様に飾り付けられた車のトランクからお菓子をもらっていました。また、飾り付け用に育てられているカボチャがあり、くりぬいたカボチャ作品の芸術点を競う大会も開催されます。学校では学年やクラスごとに分かれてミニパーティーを開催することもあり、そこではお菓子が配られたり、いろいろな遊びを楽しみます。子どもたちは仮装をしたまま一日を過ごすのですが、女の子にはプリンセスや魔女、猫の仮装、男の子にはスーパーヒーローの仮装が人気でした。衣装は買ったり作ったりと様々ですが、その中でも何色の魔女にするのか、どんな装飾を付けるのかなど、こだわりを持って参加する子もいましまた、学校の先生も、有名な歌手の格好やフェイスペイントをしたりと、学校全体でイベントを楽しむ雰囲気がありました。このように、アメリカでは学芸会や運動会の代わりに、行事にちなんだのパーティが度々開催されます。アメリカ人にとってハロウィンは大人が集まって食事を振る舞ったりするというよりも、お菓子を配ったり、もらったりしながら子どもが遊んで楽しむためのイベントという側面が強いですね。

■Xin chào!! CIR
国際交流員(CIR)
アイン

◇小さな畑、大きな喜び
村に来てから、あっという間に一年が経ちました。この一年の間に、さまざまな体験に挑戦することができました。その中でも今回は、畑仕事についてお話ししたいと思います。長い冬がやっと終わり、待ちに待った夏がやってきたその日。ニュンさんに誘われて、鍬を手に取った瞬間、「よし、今日は農家の気分で頑張るぞ!」と私は決意しました。作業はまず雑草取りからスタート。根気よく草を抜き終えると、次は鍬を手に取り、土を耕します。さらにレーキを使って丁寧に土ならし、畑の形を整えました。そのあと、畑をいくつかの小さな区画に分けて通路を作り、それぞれの区画に野菜を植えていきました。初めて苗を手に取り、土に植え付け、種をまいたときのワクワク感は今でも鮮明に覚えています。小さな苗が少しずつ大きくなり、種が芽を出していく姿を見ると、疲れを忘れてしまうくらい嬉しく感じました。ズッキーニやラディッシュ、小松菜など、いろいろな野菜を育てることができて、とてもいい経験になりました。最初は「スーパーで買ったほうが早いし安いんじゃない?」と冗談を言っていた私ですが、いざ自分で収穫した野菜を口にすると、その味はどんな高級スーパーのものよりもおいしく感じられました。土の香り、汗のしずく、そして小さな芽が成長していく喜び、すべてがスパイスになっているのだと思います。