- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道平取町
- 広報紙名 : 広報びらとり 2025年3月号
■みんなで歩む協働のまちづくり
○協働
平取町自治基本条例の主旨に則し、町民への情報共有と住民参加により町政の運営を進めます。
人口減少や高齢化により、自治会活動が維持できない状況が懸念されています。各地域での組織の在り方や再編なども視野に、コミュニティの維持継続に向け、自治振興会や関係団体と協議し、方向性や具体的方策を探っていきます。
また、町内でも各分野における人材の確保が深刻な状況です。地域おこし協力隊、集落支援制度等を活用した外部人材の確保のための取り組みを進めます。
○行政運営
多様化、変化する住民ニーズに対応できる役場機能の構築と職員の育成に努めるとともに、DX化による住民サービスの向上や事務の省力化、ペーパーレス化などにも取り組みます。
町内の医療や介護、福祉施設や保育所等の人材確保に向け、平取町としても待遇改善等による支援を制度化し、必要な人材の確保に努めます。
役場庁舎や消防庁舎など改築を考慮しなければならない施設等は、利便性や経済性など考慮し、効率的な整備を進める方針やスケジュールを検討します。
役場庁舎の建て替えの基本構想を令和7年度で策定します。
○財政運営
令和7年度の予算編成は、人件費、公債費等の義務的経費の増加により投資的経費へ充当する一般財源が不足するため、基金からの繰入額が増加し、令和7年度も5億円を超す額の繰入れが予定されます。今後、経常経費のさらなる節減と投資的経費の適切かつ慎重な事業選択が必要です。
公共事業予算の確保は地域経済の循環、雇用の確保といった重要な側面もあることから、国や道、関係機関等の制度による特定財源や良質起債の充当などを必須の条件とし、適正規模の財源運営に努めます。
また、第6次総合計画が令和7年度最終年度を迎え、新たな総合計画の策定に着手することになりますが、健全財政を維持し、各施策、事務事業への財源の的確な配分が今以上に求められると考えていますので、持続可能な財政構造の構築に努力をしていきます。
多様化する住民ニーズに限られた財源で最大限の対応を図るため、政策等の選択、施行は極めて難しいものがあります。
議会、町民の皆様と情報を共有し、様々な課題に向き合いながら解決の手法を探り、この平取町を次の世代に引き継ぐための努力を続ける所存ですので、さらなる支援とお力添えを心よりお願い申し上げます。
■平取町民憲章
わたしたちは、雄大な自然に恵まれ、未来に豊かな可能性を秘める平取町の町民であることに誇りをもち、力をあわせてしあわせな町をつくるためこの憲章を定めて実行に努めます。
1 心身をきたえよく働いて、産業の発展するまちをつくりましょう。
2 こどもをすこやかに育て、情操豊かなまちをつくりましょう。
3 きまりをよく守り、環境をととのえて明るいまちをつくりましょう。
4 自然を愛し、物を大切にする風習のまちをつくりましょう。
5 すすんで住民運動の輪を広げ住みよいまちをつくりましょう。
昭和44年11月3日 制定