- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道平取町
- 広報紙名 : 広報びらとり 2025年3月号
■スポーツ
(1)各種スポーツ行事教室の開催
スポーツを通じ、子どもから大人まで地域の交流を図る機会の充実を目指します。
また、スポーツ指導者には、経験と理論を持っている優れた人材の確保が必要です。各団体と連携し各種研修会等の開催を行います。
(2)育成支援
平取町スポーツ連盟等との連携で競技力の向上、競技人口の拡大に向けた各種事業に取り組むとともに、全道・全国大会等へ出場する選手の育成支援を図ります。
また、地域に根ざしたスポーツ振興を図るため、スポーツ連盟、地区スポーツ協会、スポーツ少年団等の自発的な活動を支援していきます。
(3)施設及び設備の整備
町民体育館をはじめ老朽化する施設の整備が課題となっています。町内全体のバランスや特性を生かせる機能分担等を考慮した活用が図られる施設整備を検討します。
各学校の協力を得ながら学校体育館を一般開放し、地域の健康・体力づくり、コミュニケーションづくりの場として活用し、スポーツを通じた地域活性化に努めます。
■文化財等
(1)二風谷アイヌ文化博物館
貴重なアイヌ文化を伝承する拠点として博物館の果たす役割は重要であり、所蔵資料の適切な管理に努めるとともに、常設展示、特別展の開催など魅力ある博物館運営を目指します。二風谷工芸館や周辺施設と連携した学習機会の場を設け、来館者への対応を進めます。
(2)沙流川歴史館
企画展や特別展、講座等を継続的に開催し、関係団体と連携した施設の活用推進を図ります。展示什器等も必要な整備をしながら、適切な管理運営を継続していきます。
(3)開拓財産
平取町の開拓当時に使われていた農機具や生活用具を保存し、当時の産業や生活の様子を理解できる展示に努め、学校教育における総合的な学習の時間や地域の郷土学習など開拓財産の有効活用を推進します。
(4)アイヌ文化伝承活動団体への支援と協力
アイヌ文化の普及啓発を図るため、平取アイヌ文化保存会をはじめとした伝承活動団体への適切な支援と協力を行い、活動の活性化と伝承者の人材育成に努め、体験学習の魅力発信に注力します。
(5)有形・無形文化財の保護と活用
地域の歴史を伝える文化財として、国の登録有形文化財である「旧マンロー邸」や北海道指定有形文化財「二風谷遺跡群出土品」などを適切に保護するとともに、有形文化財を活用した事業を展開します。
ユネスコ無形文化遺産にも登録されている国指定無形民俗文化財のアイヌ古式舞踊を保護推進するため、各種伝統行事や保存継承活動を支援し、地域の文化資源として有効な活用施策を推進します。
(6)名勝・記念物の保護と活用
北海道における代表的なアイヌ伝承地であり、独特の地形と自然景観をもつ景勝地として指定された名勝ピㇼカノカ「幌尻岳(ポロシㇼ)」・「オキクルミのチャシ及びムイノカ」の保存、普及啓発と活用の推進を図り、町指定天然記念物「すずらん群生地」の保存活用を推進します。
(7)重要文化的景観の保護と活用
重要文化的景観「アイヌの伝統と近代開拓による沙流川流域の文化的景観」を保護活用するため、関係機関との連携による施策を推進します。
教育委員会は、町および関係機関と連携を図り、様々な教育課題に対応し、平取町の未来を担う子どもたちの教育の充実に努めるとともに、生涯にわたり生きがいと心の豊かさを求め、潤いと活気のある地域づくりに寄与する町民を積極的に支援する「生涯学習のまちづくり」を目指していきます。
町民の皆様、町議会議員の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。