- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道音更町
- 広報紙名 : 広報おとふけ 令和7年8月号
肥満は中高年だけの問題ではありません。子どもの頃から適正体重を維持して成長することが将来の健康へとつながります。
◆音更町は子どもの肥満が増えています
町の小学5年生の肥満傾向児(肥満度20%以上)の割合は、全国に比べて高く、近年、増加傾向です。また、大人の体格を見てみると、令和5年度の音更町特定健診の結果では、BMI(身長と体重のバランスから肥満度を表す指標)が25以上の肥満者の割合は男女ともに全国を上回っており、子どもも大人も肥満傾向であることが分かりました。
▽小学5年生(男女) 肥満傾向児の割合の推移
▽令和5年度 音更町特定健診受診者BМI25以上の割合
全国との比較(40~74歳代)
◆子どもの肥満はなぜ問題なのか
・学童期肥満の40%、思春期肥満の70~80%が成人期肥満に移行する。
・肥満が生活習慣病(2型糖尿病、脂質異常症、高血圧など)の要因となり、若い頃からその発症リスクが高まる。
・体が思うように動かず、運動が嫌いになってしまう。
・自分に自信が持てなくなるきっかけになってしまう。
このような理由から、子どもの肥満は早くから改善する必要があります。太りやすい体質は遺伝の影響だけではなく、生活習慣や環境が大きく関わります。一緒に暮らす大人の食生活や生活習慣は子どもに影響します。子どもが健やかに成長できるよう、家族みんなで生活習慣を見直しましょう。
◆家族で健康な生活を送るために
・主食・主菜・副菜がそろった「バランスの良い食事」を食べる
・食事は「よくかんでゆっくり食べる」
・水分は「水かお茶」で取る
・「おやつの時間と量」を決める
・「早寝」「早起き」「朝ごはん」を習慣にする
・「ゲームやTV・スマホの時間」を制限する
・外遊びや運動などで「よく体を動かす」
◆自分の体格を知ろう!
身長と体重をグラフに書き入れて、お子さんや家族の体格を確認してみましょう。
・0~5歳は母子健康手帳の「幼児の身長体重曲線」の表を使用します。体格の判定区分は同じページに記載されています。
・6~17歳は身長体重曲線(肥満度判定曲線)を使用します。表は次の二次元コードからダウンロードできます。
※二次元コードは本紙をご覧ください。
(出典:日本小児内分泌学会)
・判定区分(6~17歳)
+20%以上…肥満傾向
-10%以上~+20%未満…普通
-10%以下…やせ傾向
・大人はBMIで判定します。自動計算サイトで確認することができます。
(出典:厚生労働省)
※詳しくは本紙をご覧ください。
保健センターでは、健康に関する相談を受けられます。お気軽にご相談ください。
問合先:保健センター内健康推進課
【電話】42-2712【FAX】42-2713