くらし 山の日に然別湖の山で外来植物を観察しましょう

元々その地域にいた生物を在来種というのに対して、何らかの理由で持ち込まれた生物を外来種といいます。例えば、然別湖にいる魚類のうち、ミヤベイワナは元々いた在来種ですが、ニジマスやサクラマスは、ミヤベイワナをとり過ぎてしまった後、人間が持ち込んだ外来種です。さらには特定外来生物の指定を受けているウチダザリガニの影響もあり、然別湖の水中の生態系はこの百年間で大きく変化しています。
外来種には、意図せず持ち込まれ、湖周辺の山では、本来はそこにいない外来種の草花が見られるようになってきました。平野部で定着した外来種のタネが、登山者の靴の裏や、近くを往来する自動車によって運びこまれるようなことが、各地の山で起こっています。元々そこにいなかった植物は、山の厳しい環境では根付かないことが多いのですが、現在進行中の地球温暖化で、定着しやすくなっているのかも知れません。
8月11日の「山の日」にとかち鹿追ジオパーク推進協議会が開催するガイド養成講座は、外来植物がテーマです。東ヌプカウシヌプリの登山口となっている白樺峠で、在来種・外来種の観点からどんな植物が見られるのか観察します。ガイド養成講座は各回随時参加者を募集しています。
1回のみの参加も大歓迎です。興味がありましたらぜひホームページからお申し込みください。

問い合わせ:とかち鹿追ジオパーク推進協議会事務局(ジオパーク推進課)
【電話】67・2089