くらし 【特集】火災からいのちを守るために
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道清水町
- 広報紙名 : 広報Shimizu 2025年6月号
令和5年度9件
令和6年度18件
この件数は、清水町で起きた火災の数です。
1年で倍に増え、18件という数は、十勝管内で2番目に大きい数となっています。
火災の原因は、「たばこ」、「たき火」、「コンロ」、「放火」、「火入れ」などがあげられますが、ほとんどの場合が、人間によるもので、清水町での火災も、原因は多数ありますが、人間の過失や故意によるものがほとんどです。
では、どうしたら火災を防げるのでしょうか?今月は、火災から、いのちを守るポイントを紹介します。
◆日頃の当たり前が…
日頃から行っていることは慣れが生じ、やがて当たり前になります。この気の緩みから、火災は発生します。例えば…
(1)毎年、火入れをしている。いつもの場所、いつもの範囲。例年通りで問題ない。
(2)いつもガスコンロでお湯を沸かしている最中に、洗濯も風呂掃除もやっている。毎日同じ流れで、問題なくこなしている。
(3)たばこの吸い殻は、貯まるまで捨てない。何年もこの習慣で、火災になったことはない。
◆『もし、』の分だけ火災リスクが増加
もし、例年にない強風が吹いたら?例年以上に、草木が乾燥していたら?
もし、洗濯中にエラーが起きて、予想以上に対応で時間がかかったら?
もし、吸い殻のなかに紙くずが入り込んでいて引火したら?
『もし、』の分だけ火災になるリスクが増え、そして現に、清水町で火災となり、その発生が増えています。
日頃から、『もし、』を考えて、火の用心を心がけることが、1番の火災予防になるのです。
■4つの習慣でいのちを守る
・コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
・寝たばこは絶対にしない、させない
・こんろを使うときは火のそばを離れない
・ストーブの周りに燃えやすいものを置かない
■6つの対策でいのちを守る
(1)火災の発生を防ぐため、ストーブやこんろなどは、安全装置の付いた機器を使う。
(2)火災の早期発見のため、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する。
(3)火災の拡大を防ぐため、部屋を整理整頓し、寝具・衣類・カーテンは防炎品を使う。
(4)火災を小さいうちに消すため、消火器などを置き、使い方を確認する。
(5)高齢者や身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。
(6)防火防災訓練への参加や、戸別訪問など、地域ぐるみの防火対策を行う。
◇普通救命講習Iを開催します
日時:7月6日(日)9:00~12:00
場所:清水消防庁舎1階消防団待機室
心肺蘇生法やAEDの使い方などの応急手当を学べます。詳細は本紙14ページをご覧ください。