くらし 特集 めむろ☆未来ミーティング(2)

■新嵐山スカイパーク
Q.計画だと新嵐山荘は解体するとのことなので、再オープンしても食事する場所はないのか。
A.新嵐山荘は解体し、宿泊機能は無くす予定だが、「拠点施設」を新たに建てて、この施設にレストラン機能を持たせる。食の部分も大事に考えており、1年通じて利用できる食堂、レストランとして整備したい。

Q.宿泊施設は建てないのか。
A.町で建てる考えはない。新嵐山株式会社が倒産し、決算を見ると、圧倒的に宿泊部門が赤字だった。資金繰りが悪くなった要因にもなっていて、ニーズとしても厳しい。町民からも宿泊施設の要望は少ない。考えているのが、旧新嵐山荘南側や旧オートキャンプ場のゾーン。ここを民間活用ゾーンとして、令和8年度に公募を行い、民間事業者から活用の想定があるということであれば、提案を受け付ける。

Q.民間活用ゾーンの近くには綺麗な美生川が流れている。自然を壊さないよう、簡単に売るようなことはせず、仮に売るにしても貸すにしてもしっかりと業者を選定してほしい。また、それが決まった時には事前に町民に説明をしてほしい。
A.仰るとおり。町としても簡単に売ったり貸したりは考えていない。乱開発は考えていないので、新嵐山のコンセプトに合うような提案をしてきた民間事業者に対し、町としてどうするかを決めていきたい。一部整備する部分はあるかもしれないが、自然は壊さないように取り組んでいきたい。オオバナエンレイソウなど、守らなければならない場所の保護には配慮していく。

Q.町に温浴施設がないので、日帰りでも近場に温泉があれば憩いの場としていいと思う。
A.
まちなかに観光で宿泊できるような場所がないことは町としても課題であり、まちなかに宿泊と温浴施設を整備できないかと知恵を絞っている。苦慮しているが、課題と認識しているので考えていきたい。
新嵐山では、冬でも使えて、しっかりした部屋として成り立つようなコテージを5棟ほど建てようと想定している。キャンプ場としては、コテージの奥にオートキャンプ場を整備するイメージ。フリーサイトをどうするかなどの細かい部分は、これから計画の中で考えていく。

Q.展望台を綺麗にしてほしい。
A.先に展望台を整備すべきとのお話をいただくことが多い。トイレや展望台自体も古くなっている。改修時期は未定であるが考えたい。都市公園に位置付けることで、国の交付金が受けられる可能性があるので、交付金を展望台整備に活用できないか考えている。

Q.モンベルのショップが芽室公園にできるかもしれないと聞いた。
A.
平成29年の法改正により、都市公園において飲食店や売店等の設置が可能となり、町内での出店を検討していたモンベルの意向とも一致したため、芽室公園で検討を進めたところである。ただ、現在は市場性の調査をしている段階であり、出店等が決まったわけではない。この後、資本を出してくれる事業者が現れることが前提となる。
町としてはモンベルショップ建設を条件とし、それに付随して商業施設や飲食店等をセットで提案してもらうように進める考えで、その提案を受けて、町として活用を許可するかどうかということを判断していく。そのため、建設に当たって町が投資することはない。また、仮に撤退する場合でも、基本的には現状回復するというルールになっている。そういう意味では、リスクも少ないものと感じている。