- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道足寄町
- 広報紙名 : 広報あしょろ 令和7年4月号
■わが家の脱炭素化×3,100世帯で「ゼロカーボンシティあしょろ町」の実現を!
本町のCO2排出量は、令和6年度で約6万tと推計されています。その内訳を部門別にみると、本町の傾向は全国や北海道の平均とやや異なり、産業部門の割合が小さい一方で、運輸部門や家庭部門の割合が大きくなっていることが分かります。本町がゼロカーボンを達成するためには、家庭部門すなわち、私たちの暮らしの脱炭素化が大きな鍵を握ると言えます。
◎部門別CO2排出量構成比(2021年)
運輸部門の割合が大きい理由の一つは、マイカーを利用する人が多いことです。この部門での脱炭素化は、エコカーへの乗り換えや、マイカーを使わず、徒歩や自転車、バスの利用などの対策が有効です。普段あまり歩かない方は、健康増進を兼ねて、たまには歩いて通勤してはいかがでしょうか。
家庭部門の脱炭素化は、暖冷房や給湯、照明などの他、身の回りの家電製品の使い方を見直すことで進めます。日常生活のさまざまな場面でどのような省エネ対策があるのかについては、その場面に応じた対策があります。省エネに取り組むと、CO2の排出を抑えると同時に、光熱費の削減にもつながりますので、ぜひ皆さんも楽しみながら試してみてください。
自分が取り組んだ省エネ行動などについて、CO2削減効果がどのくらいあるのかを知ることは、温暖化対策を考える上での重要なポイントです。私たちの生活から排出されるCO2は、そのほとんどが燃料や電気などのエネルギー消費によるもので、それらの使用量が分かれば、排出量は自動的に算定されます。そこで便利なのが、北海道が制作し無料で公開しているアプリ『北海道ゼロチャレ!家計簿』です。このアプリに、ある月の電気やガス、灯油などの使用量を入力するだけで、その月のCO2排出量がグラフで表示されます。効果の大きさが一目で分かり、過去と比較することもできます。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
◎運輸部門の脱炭素化策
・エコカーへの乗り換え
・徒歩や自転車での移動
・エコドライブの実践
◎家庭部門の脱炭素化策
・暖冷房・給湯の省エネ
・照明・家電製品の省エネ
・住宅の断熱改修など
令和4年度のわが国の温室効果ガス排出・吸収量は、約10億8,500万tで、前年度比で1.4%の減少、2050年のCO2排出量実質ゼロを目指す上で基準としている2013(平成25)年度より22.9%削減したことになり、順調に減らしてきています。
◎わが国のCO2排出・吸収量の推移(環境省)
詳細:役場農林課ゼロカーボン推進室
【電話】28-3862