- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道羅臼町
- 広報紙名 : 羅臼町広報誌「魚の城下町」〜みんなが主役のまち〜 2025年3月号
■春は融雪害に注意
雪解けが進むこの時期は、融雪により様々な災害の危険性が高まります。
どんな災害の恐れがあるのか今一度確認し、日々の気象情報に注意しましょう。
▽雪崩
積もった雪がすべて滑り落ちる『全層雪崩』が、山の中だけでなく市街地で発生する可能性があります。
雪が積もっている斜面の近くを歩くとき、特にササや草の上の雪は滑り落ちやすいので、十分注意しましょう。
▽土砂災害
雪解け水を含んだ地盤がゆるんだり、崩れやすくなります。
羅臼町内には土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域が184か所指定されています。
ハザードマップを見て自分のいる場所がどんな場所か確認してみましょう。
土砂災害は突発性が高く、甚大な被害をもたらします。様子がおかしいと感じたら、すぐに「谷の出口」や「崖の下」から退避しましょう。
▽そのほかの災害
高所からの落雪、河川の増水や道路の冠水など、上記ほど甚大な被害を及ぼすように見えなくても、時には命を奪う災害が身近にあります。外出の際は天気予報やニュースで情報収集をして身を守る行動をしましょう。
■令和6年度冬期防災訓練を行いました
2月18日(火)、19日(水)の2日間にわたり、指定避難所および指定緊急避難所となっている町民体育館らうすぽを会場に冬期防災訓練を実施しました。※2日間同じ内容
本訓練は、町内の避難施設の利用方法や防災備品の使用方法等の確認を行い、災害時には全職員が避難所の開設・運営ができる体制を整えることを目的として年1回実施しているものです。近隣の町内会である栄町々内会、富士見町々内会からは総勢40名の方が積極的にご参加くださり、避難所運営や町で整備している防災備蓄品について理解を深めていただきました。
訓練の目的として町の職員の知識・技術向上を掲げてはいますが、大規模災害時は公助の機能に限界があります。そのような時、町民の皆様の協力なしに災害は乗り越えられません。
自分の命は自分で守る「自助」、地域で助け合う「共助」、行政の救援・支援「公助」の取組が連携することで、災害に強いまちづくりを行うことができます。その取組の一つとして今後も防災訓練を計画していきますので、積極的なご参加をよろしくお願いいたします。
お問合せ先:総務課 防災担当
【電話】87-2111