- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県久慈市
- 広報紙名 : 広報くじ 令和7年9月1日号 No.468
■NEWS 自然を学ぶ・体験する・親しむ
◇滝ダム見学会・長内川川まつり
国土交通省と林野庁が制定する、7月21日から31日の森と湖に親しむ旬間に合わせて、自然に親しむイベントが開催されました。
7月29日には、滝ダム管理事務所がダムの見学会を開催。21人が参加し、ダムの仕組みを学びました。
職員がダムの役割や全国に3000か所以上あるダムのうち、海が見えるダムは約50か所しかないことを紹介。ダムの内部に入り、流れる水を調節する3つのゲートや発電設備を見学しました。
参加した上小路晃さんは「ダムを外からは見ていますが、内部を見学する経験は貴重でした」と目を細めました。
8月3日には、長内川新街橋上流側の広場で長内川川まつりが開催されました。
長中ソーランと長小さんさの披露でイベントがスタート。カヌーカヤック体験、丸太切り体験などが行われ、家族連れや子どもたちでにぎわいました。子どもたちはウォータスライダーや浮き輪レースなど川に入ってイベントを楽しみ、水や木材に触れ、体験しながら自然を満喫しました。
イワナのつかみ取りに挑戦した、年長の寺澤佳生(かい)さんは「最初は魚が怖かったけど、やってみたら楽しかったです」と笑みを浮かべました。
■INFO 市の施設の指定管理者を募集
令和8年4月1日から、市に代わって次の施設を管理する団体(指定管理者)を募集します。
応募には、現地説明会への参加が必要です。募集要項や必要書類など詳しくは、市HPを確認するか、問い合わせください。
公募する施設:次の施設を一括して公募します。個別の施設での応募は受け付けません。
(1)久慈市観光交流センター(やませ土風館「風の館」)
(2)久慈市駅前観光交流センター(情報交流センター「YOMUNOSU」)
応募方法:必要書類を担当課に提出
応募期限:10月15日(水)17時15分
◇現地説明会
参加には、事前の申し込みが必要です。担当課まで電話で申し込みください。
日程:9月12日(金)14時~
会場所:久慈市観光交流センター(やませ土風館「風の館」)2階市民協働ホール
問合せ:商工観光課
【電話】52-2123
■INFO 年金生活者支援給付金
年金生活者支援給付金は、所得額が一定水準以下の年金受給者に、支給される給付金です。給付金を受け取るには請求書の提出が必要です。
対象:
・老齢基礎年金受給者で、次の要件をすべて満たす人
(1)65歳以上
(2)世帯員全員の市民税が非課税
(3)前年の公的年金の収入額とその他の所得との合計が約90万円以下
・障害基礎年金・遺族基礎年金受給者で、前年の所得が約479万円以下の人
請求手続き:
(1)老齢基礎・障害基礎・遺族基礎年金を受給中の人…新たに支給対象となる人には、日本年金機構から年金生活者支援給付金請求案内(はがき型請求書)が郵送されます。記入して提出してください。※対象と思われる人で請求書が届かない人は、問い合わせください。
(2)これから年金を請求する人…年金の請求手続きと併せて、給付金の請求手続きをしてください。
問合せ:
二戸年金事務所【電話】0195-23-4111
市民課【電話】52-2118
■NEWS 生き物の生態を楽しく学ぶ
◇市立図書館開館5周年記念「今泉忠明講演会~もっと教えて残念な生き物~」
7月26日、市立図書館で開館5周年記念「今泉忠明講演会~もっと教えて残念な生き物~」が開催されました。「ざんねんないきもの事典」の監修者で動物学者の、今泉忠明さんが講師を担当。動物たちの進化の過程で生まれたちょっと残念な特徴を映像や実例を交えて紹介し、大人も子どもも楽しめる講演となりました。
今泉さんは、ゴリラは筋力や安定性を重視する構造で腕を回しにくいといった特徴を紹介。ざんねんな特徴をその背景にある進化の過程と合わせて、分かりやすく解説しました。自ら撮影した森の映像を通して、公園、川辺など身近な場所でも、観察を続けることで生きものの生態が見えてくることを語りました。
参加した佐々木美香さんは「アニメがきっかけで、本や先生を知っていました。雨が降ると体温が低下し、胃が動かなくなって満腹でも餓死してしまうナマケモノの生態が面白かったです」と笑顔を見せました。
■NEWS 海洋ごみを減らそう
◇拾い箱設置、スポGOMI in久慈市
BandG財団の助成を受け、舟渡海水浴場にごみ集積用のボックス「拾い箱」が設置されました。長内中学校の文化芸能部がデザインを担当。海や空、光が表現され、さまざまな海の生き物が描かれています。8月4日に除幕式が開催され、3年生の林咲来(さき)部長は「拾い箱をたくさんの人に活用してもらい、海のごみが少しでも減ることを願っています」とあいさつしました。
同日、ごみ拾いにスポーツの要素を加えた競技「スポGOMI」が、当市で初めて開催されました。日本発祥のスポGOMIは、拾ったごみの量や質などをポイント化して競います。小学生から高校生の15チーム、45人が「ごみ拾いはスポーツだ!」の掛け声でスタート。あまちゃんマラソン大会のコースを中心に、1時間ごみを拾いました。