- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県一関市
- 広報紙名 : 広報いちのせき「i-Style」 令和7年5月号
春から夏にかけてのこの時期は、若いクマが人里付近に頻繁に現れます。子グマを連れた警戒心が強い冬眠明けの親グマが出没する時期でもあるため、さらに注意が必要です。
自分の家の近くなどで、もしもクマに遭遇してしまったら、どのように対応したらよいでしょうか。
(1)落ち着いてその場を離れましょう
・大きな音を立てたり、走って逃げたりすると、クマを必要以上に刺激する可能性があります
・まずは落ち着いて、クマに背を向けずにゆっくりとその場から離れましょう
(2)市役所に目撃情報を通報しましょう
・安全な場所に移動した後、市役所に目撃情報を通報してください
・目撃日時、場所、現在の状況、目撃したクマの大きさ、頭数などを聞き取ります。覚えている範囲で情報提供してください
■自分でできるクマ対策
クマ被害を減らすために、個人でも取り組める対策を紹介します。
○誘引物を適切に管理しましょう
鳥獣被害対策として行う環境整備は、クマ対策にも有効です。
他の動物と同様に、クマは茂みに隠れながら移動します。家の周りの刈り払いを行い、見通しを良くしましょう。
生ごみは屋外に放置せず、地面に埋めるなどの対策をし、収穫する予定のない果樹は伐採するなど適切に管理しましょう。
果実を収穫する予定であれば、クマが登れないように木の幹にトタンを巻き付け、低い枝を伐採することで実の食害を防ぐことができます。実が付いているうちはクマを呼び寄せる要因になるので、早めに収穫しましょう。
○出歩く時間に気を付けましょう
クマは、早朝や夕方などに活発に行動します。薄暗い時間に出歩くときは、周囲に気を付けて行動しましょう。鈴やラジオなど音の鳴る物を身に付け、人間の存在をクマに知らせることも対策になります。
■出没情報を確認しましょう~市が行っている情報発信~
市は、市民から提供されたクマの目撃情報などを基に、情報発信を行っています。
適切に情報を得ることで、自分の身を守りましょう。
(1)いちのせきeマップ~有害鳥獣出没情報~
過去のクマの出没情報が地図上に表示されます。
年度別に表示ができるため、過去数回にわたり同じ場所で出没情報がある場所などが確認できます。
目撃情報が多い場所を家族などで情報共有し、付近を通行するときには日頃から注意しましょう。
※詳しくは本紙をご覧ください。
(2)@infoCanal(アットインフォカナル)いちのせきメール
クマの目撃情報は@infoCanalや、いちのせきメールで随時配信しています。手元に情報が届くので、タイムリーに出没情報を得ることができます。
※詳しくは本紙をご覧ください。
(3)FMあすも
市に届いたクマの目撃情報は、コミュニティFM「FMあすも」を通じて情報提供し、住民に注意を促しています。ラジオを聴きながら、出没情報をキャッチできます。
さまざまな媒体で情報発信をしています。
安全を守るために活用してください。
問い合わせ先:
・補助金関係
・クマや野生鳥獣を目撃したら…
本庁林政推進課【電話】21-8438
各支所産業建設課
花泉【電話】82-2908
室根【電話】64-3806
大東【電話】72-4081
川崎【電話】43-3601
千厩【電話】53-3962
藤沢【電話】63-5317
東山【電話】47-4523