- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県一関市
- 広報紙名 : 広報いちのせき「i-Style」 令和7年7月号
◆本市とENEOS、森林活用による脱炭素へ連携協定 締結式と小学生向けバスケクリニックを開催
本市と石油製品精製・販売などを主な事業とするENEOS(株)は「一関市有林J-クレジット利活用による森林を活用した脱炭素社会の実現に向けた連携協定」を結び、5月17日に一関の一関ヒロセユードームで締結式を行いました。
本市は昨年12月、市有林J-クレジット利活用連携パートナーの候補者に同社を選定。締結式では佐藤善仁(よしひと)市長と同社カーボンニュートラル戦略部の根本裕一(ゆういち)部長が署名した協定書を取り交わしました。式後は連携事業の第1弾としてバスケットボールクリニックが行われ、女子社会人チーム「ENEOSサンフラワーズ」の現役選手5人が市内の小学5、6年生約60人に動きの基本やシュートのこつなどを指導しました。小山陸斗(りくと)君(萩荘小6年)は「高いレベルの技が身に付く感じがする」とうれしそうに話しました。
◆森は海の恋人植樹祭 三浦さん、畠山さんの遺志を次世代へ
第37回森は海の恋人植樹祭(室根町第12区自治会、NPO法人森は海の恋人主催)は6月1日、室根の矢越山ひこばえの森で開かれ、全国から参加した約700人が森で育まれた栄養が川を通じて海を豊かにすることを願い、落葉広葉樹の苗木を定植しました。
同自治会長を務めた三浦幹夫(みきお)さんが昨年、本年4月には同法人前理事長の畠山重篤(しげあつ)さんが逝去。参加者は長年活動を主導してきた2人の遺志を継ぎ、約50アールにミズナラやブナなどの苗木1100本を植えました。
同自治会の岩渕一司(かずし)会長(76)は「幹夫さん、重篤さんが亡くなった。非常に残念ではあるが、この運動をみんなの力で絶やさないようにしていきたい」と誓いました。
◆花泉地区リアル野球盤大会 初の企画に老若男女が大盛り上がり
第1回花泉地区リアル野球盤大会は6月8日、花泉の花泉体育館で開かれ、こどもから大人までの約60人が参加し、卓上ゲーム「野球盤」を模して実際に人が動いて得点を競うレクリエーションを楽しみました。
花泉市民センター、モリウシ希望ネット花泉、花泉地区体育協会が主催。この時期のスポーツ行事を再検討し、年齢や性別を問わず参加しやすい内容にリニューアルして開催しました。6チームに分かれた参加者はバッティングティーに置いたボールを打ち、飛んだボールが当たった「HR」「OUT」などのボードの判定に従ってゲームを進めました。同センターの千葉隆幸(たかゆき)所長(55)は「誰もが親しめるものをやることで交流の場になれば」と願いました。