- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県仙台市
- 広報紙名 : 仙台市政だより 2025年5月号
今年で開園60周年を迎える八木山動物公園フジサキの杜。動物たちの生態や生活の様子、園の取り組みなどを紹介します
◆フタコブラクダ
中央アジアの砂漠地帯に生息するラクダ。フタコブラクダはその名の通り、背中にコブが2つあります。このコブには水が入っていると間違われがちですが、実は脂肪で、餌を食べられないときでも、この脂肪をエネルギーに変えて生きていくことができます。さらに直射日光で体温が上昇するのを防ぐ効果もあるなど、コブは猛暑の中で生き抜くために重要な役割を持っているのです。
春から夏にかけて見た目が大きく変わるのも特徴の一つ。夏の暑さに耐えられるよう、冬毛から夏毛に生え替わりますが、他の動物と違ってほとんどツルツルの状態に。ご来園の際はフタコブラクダの毛にも注目してみてください!
◆ふわふわかわいい「らくだま」
園では、動物の抜け落ちた羽や毛などで制作したオリジナルグッズを販売しています。ラクダの毛を丸めた「らくだま」のキーホルダーも大人気!グッズの売り上げは動物たちの生活環境改善などに役立てられます。
5月11日(日)・18日(日)には、「ラクダだってクールビズ」と題したイベントを開催します。実際にラクダの体から毛を取ったり、「らくだま」を作ったりして、楽しみながら換毛(かんもう)を学べますよ!(詳しくは26ページ)
◆繁殖に向けた取り組み
園では、日本中の動物園や大学などと連携し、希少動物の「種の保存」に取り組んでいます。これまでにクロサイをはじめ、スマトラトラやレッサーパンダ、アビシニアコロブス、ホッキョクグマなど多くの動物たちが誕生しています。
問合せ:八木山動物公園フジサキの杜
【電話】229・0122【FAX】229・3159