- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県栗原市
- 広報紙名 : 広報くりはら 令和7年3月号
■栗原の人に愛される美酒を醸したい
三浦 華子(みうら はなこ)さん(一迫金田中町)
「創業から代々守り伝えてきた味と品質へのこだわりを大切にすること」、そして「4代目蔵元の父が心血を注ぎ、築き上げた銘柄の価値を守り、さらに研ぎ澄ませたい」と目を輝かせて語る三浦さん。一迫地区で110年の歴史を持つ造り酒屋の後継者として、4年前から家業に携わっています。
幼い頃から酒造りに親しみ、大学では醸造学を専攻し、酒造りに欠かせないこうじを、大学院では稲について研究しました。酒造りの基本要素をじっくり学び、その知見をこれからの酒造りに生かそうとしています。
米作りに情熱を注ぐ地元農家が栽培したお米、小僧山水と呼ばれる良質な地元の水、こうじと酵母など選び抜いた原料を使い、この酒蔵ならではの技術とこだわりで、丁寧な酒造りに励んでいます。
栗原産米を精魂込めて磨きあげ、醸(かも)したお酒が、地元の人に愛されることに何よりも喜びと誇りを感じる、という三浦さん。
時代の流行に左右されず、料理を引き立て、幸せなひとときを生み出す最高の「食仲酒」を目指したいと、酒造りにかける思いを熱く語りました。
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