健康 【特集】運動で健幸(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県栗原市
- 広報紙名 : 広報くりはら 令和7年5月号
皆さんは、1日どのくらい体を動かしていますか。実は、運動習慣が少ない市民の割合が高くなっています。
運動が苦手。体を動かす時間がない。そうした人でも、いつもの暮らしにちょっとした工夫をすることで、変えられる未来があります。
今月は、健康づくりのために大切な「運動」について考えます。
■市民の運動習慣
40歳から74歳までの市民のうち、3人に2人は運動習慣がありません。これは、全国で実施した令和5年度特定健診・特定保健指導の結果から見えたものです。
具体的には、1年以上、軽く汗ばむ程度の運動習慣がない人の割合が約66パーセントで、県の平均よりも3パーセントほど高い結果が出ています。
また、市が令和6年度に実施した食に関するアンケートでは「体育の授業以外で1日60分以上体を動かしている」と答えた小学5年生の割合は、45.2パーセントで半数を下回りました。
市全体の面積が広く、自動車での移動が欠かせない栗原では、通勤や通学時の運動量が少ない他、歩いて行けるほどの距離でも、つい自動車を使ってしまうという現状があります。
この他、テレビやパソコン、スマートフォンなどの電子機器が普及した現代では、何時間も座りっぱなしで画面と向き合っている人も多く、運動不足は、どの年代でも共通する深刻な健康課題となっています。