その他 元気で活力のある 選ばれるまちの実現を目指して(2)

▼政策を推進する3つのテーマと行政経営
「健康医療先進都市」「文化創造都市」の2大ビジョンの下、3つのテーマとそれを支える行政経営に19の政策分野を位置付け、令和22(2040)年のまちの姿の実現に向けた施策を推進していきます。

▽[テーマ]まちをつくる
「ひと」が生涯を通して安全・安心な環境の中で、生き生きと健やかに暮らすことができる「まち」、そして「しごと」の基盤となる「まち」をつくります。
▽[テーマ]ひとを育む
「まち」に磨きをかけ、さらに魅力を付け加え、世代を超えて循環させていくため、「まち」を担う「ひと」を育みます。
▽[テーマ]しごとを豊かにする
「ひと」の定着、「ひと」の流れの創出、そして「まち」の活力を高めるため、「まち」に集積するあらゆる産業や経済の活性化、魅力ある質の高い雇用を生み出すなど、「しごと」を豊かにします。
▽[未来へつなげる行政経営
持続可能なまち、選ばれるまちの実現に向けて、「まち」「ひと」「しごと」の政策分野を支え、未来へつなげる行政経営を行います。

◇都市整備
誰もが安全に安心して、心地よく快適に住み続けられるまち
〈今後5年間の施策の方向性〉
(1)住む人・訪れる人・働く人の誰もが思わず歩いて滞在したくなるような魅力ある空間をつくります。
(2)市民の安全・安心や利便性の確保、交通の円滑化などを図る道路網を整備します。
(3)公園の利用者へのサービス向上と持続可能な公園の整備を行います。
(4)誰もが安心して住み続けられる良好な住環境の構築と住まいの確保に取り組みます。
(5)水道・下水道事業の安定経営に向けて、施設の更新費用の縮減や維持管理などの効率化を図ります。
〈令和7年度の主な取り組み〉
山寺の魅力向上に資する景観形成や冬期間の交通安全の確保、災害時の電柱倒壊による被害を防止するため、無電柱化事業を推進します。

◇公共交通
「まち」・「ひと」・「しごと」公共交通が全てを繋ぐまち
〈今後5年間の施策の方向性〉
(1)高齢者や学生などが、日常生活での買い物や通学などに支障を来すことがないよう公共交通を整備します。
(2)市民のさまざまな移動ニーズに対してきめ細やかに対応する持続可能な公共交通ネットワークの構築を図ります。
(3)山形県や村山地域の他の市町、仙山圏の広域公共交通の充実を図ります。
〈令和7年度の主な取り組み〉
市街地南部の重要な交通結節点となる新駅の設置に向け、駅や広場の規模、機能などについて、さらなる検討を進めます。

◇中心市街地
歩くほど幸せになるまち
〈今後5年間の施策の方向性〉
(1)歴史や文化を活かした山形市の魅力あふれるまちづくりを推進し、中心市街地に新たな投資や人の流れをつくり、にぎわいを生み出します。
(2)山形市中心市街地グランドデザインに掲げる「歩くほど幸せになるまち」の実現を目指し、魅力あるまちなみを整備します。
(3)まちなかの道路を含む公共空間の歩きやすさ、居心地の良さを向上させます。
〈令和7年度の主な取り組み〉
・七日町において、「粋な町七日町」をコンセプトとして、料亭文化や御殿堰を活用した風情ある空間を生み出し、景観性の高いまちなみとまちなかの回遊性の向上を目指した街区整備に引き続き取り組みます。
・旧千歳館エリア・リノベーション事業と一体となって(仮称)花小路公園を整備し、公園空白区域の解消とまちなかのにぎわいを創出します。