くらし 【町政スポット】町立病院院長、医長が変更

34年間にわたり町立病院に勤められてきた小林達医師が令和6年度をもって退任し、新たに髙橋潤医師が着任します。なお、小林医師は引き続き町立病院にて糖尿病外来の診察に従事されます。

■よろしくお願いします~新任医師の自己紹介~
○院長(内科) 髙橋潤(じゅん)
このたび、4月より朝日町立病院の院長を拝命いたしました髙橋潤です。どうぞよろしくお願いいたします。
私はこれまで、公立置賜総合病院の総合診療科長として10年間勤務し、その前は13年間、朝日町立病院にお世話になりました。朝日町は私にとって大変思い入れのある地であり、再びこの病院で皆さまとともに地域医療に携われることを心よりうれしく思います。
医療を取り巻く環境は日々変化し、地方の病院もさまざまな課題に直面しています。しかし、住み慣れた地域で安心して暮らせることは、何より大切なことです。これまでの経験を生かし、町民の皆さまが必要とする医療を提供できるよう、職員一同と力を合わせて努めてまいります。地域の皆さまの声に耳を傾け、信頼される病院づくりに取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

○医長(内科) 武田卓也(たくや)
4月から朝日町立病院に赴任しました、武田卓也と申します。昨年度は山形市立病院済生館で勤務しておりました。
りんごとワインのおいしい朝日町で働けることを楽しみにしています。観光地に行ったりイベントに参加したりと朝日町を体験できればと思います。初めは慣れないことも多いかと思いますが、これまでの経験を生かし、少しでも町民の皆さまの生活に寄り添った医療を提供できるように精一杯頑張ります。これからどうぞよろしくお願いいたします。

■お世話になりました~退任医師のあいさつ~
○前院長(内科) 小林達(とおる)
地元の人たちのために役に立ちたいという思いで、平成3年36歳の時に着任してから34年が経ち、このたび70歳で退任することになりました。何とか無事に勤め上げることができたのも町民の皆さんをはじめ、多くの人たちに支えていただいたおかげだなと感謝をしております。振り返ってみますとさまざまなことがありましたが、(1)着任してすぐスタッフの協力を得ながら糖尿病外来を立ち上げ、町外からも患者さんが来るようになったこと、(2)地域包括ケアを実践するために在宅医療を開始したり、健診を病院でできるようにしたこと、(3)外来管理棟を改築し、眼科、整形外科外来を立ち上げたこと、(4)新型コロナウイルス感染症で大変な思いをしましたが、職員一同団結して何とか乗り越えられたことなどが強く印象に残っています。そしてそれらの経験を通して多くの人との出会いが私の人生を豊かなものにしてくれ、私自身も少し成長できたのかなと思っております。
これからは人口減少に伴い医療機関も減っていく時代になりますが、町立病院はいのちとくらしを守るため町民の皆さんに寄り添い、町民の皆さんとともにあり続けていきます。私も微力ではありますが、4月から糖尿病外来を担当しながら見守っていくつもりでおります。これまで本当に長い間お世話になりありがとうございました。そしてこれからも町立病院をよろしくお願いします。

○前医長(内科) 齊藤志穂(しほ)
令和6年度の1年間という短い期間でしたが、朝日町民の皆さまには大変お世話になり、ありがとうございました。朝日町の皆さんは温和で優しい方ばかりで、町全体が家族のように、お互いに助け合いながら生活されており、本当に素敵な町だなと思いました。朝日町特産のりんごやワイン、桃なども楽しむことができ、とても良い思い出です。大雨でワインまつりが中止になったことが心残りですので、次回はぜひ参加したいと思っております。最後になりますが、今後も朝日町民の皆さまが健康で充実した日々を送られることを、心より祈念しております。1年間、誠にありがとうございました。