- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県金山町
- 広報紙名 : 広報かねやま No.754 2025年10月号
金山町町制施行100周年を迎え新たな一歩を踏み出した金山町。「金山の未来」をテーマに各地区からご寄稿いただきました。この節目の年に金山町の未来の姿を想像し、共に希望に満ちた地域社会を築いていきましょう。
■明るく穏やかな地域を目指して
楢台地区 区長 正野 良一(まさの りょういち)さん
令和4年度に町内の小学校が1校に統合し、明安地域唯一の小学校が閉校しました。スポーツ少年団などの活動で使用される事もなくなり、夜、明かりの灯らなくなった明安小学校から寂しさを感じていましたが、現在では3社の企業が事務所として活用し、徐々に活気を取り戻しています。特に旧明安小学校の体育館はフィットネスジムとして活用されており、夜遅くまで灯る明かりをみると明安地域の活気が戻ってきたように感じます。また、楢台地区の住民は、草刈りや河川清掃などの地域活動に積極的で、6月1日に行われた全町一斉クリーン作戦では、楢台地区23世帯、松の木地区20世帯が協力し、草刈りや道路清掃を実施しました。少子高齢化が進む中であっても、変わらない住民の皆様のご協力と支えに心から感謝しています。楢台地区も高齢化や独居世帯の増加が進んでいますが、これからも明るく穏やかな地域を目指し、共助の精神を大切にしていきます。
地区:46世帯 157名 ※令和7年8月末時点
■「袋道」止まりの地区!
片貝地区 区長 沼澤 勝行(ぬまざわ かつゆき)さん
片貝地区は止まり地区になります。抜け道がなく、一つは桝沢ダム、もう一つは岩円地蔵で行き止まりです。町の観光名所の一つにもある岩円地蔵。毎年7月23日の前夜祭と24日の本祭りがあります。昔は今年のように日照りが続くと町内外から雨乞いに訪れる人達が居たと聞いています。岩円に訪れる方々が安全に行けるように、雪解けの春一番には全戸で参道の除草作業を行っています。年々道幅も狭くなって来ているため、今後は町行政にもご協力を仰ぎながら地区一丸となり守って行くべきと思っています。しかし、我が地区も人口減少はとどまることなく、今年に入り7名の方が旅立たれました。そんな中でも地区行事や行政行事等へは皆さんこころよく引き受けてくださり感謝しています。今後も地区の皆さんと様々な行事などの継続をしつつ、事故や災害なく元気に平穏に過ごせることを願い頑張っていきたいと思います。
地区:42世帯 131名 ※令和7年8月末時点
