- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県飯豊町
- 広報紙名 : 広報いいで 2025年4月号
◆地域の現状と課題
本町は「住民主体のまちづくり」「手づくりのまちいいで」を掲げてまちづくりに取り組んでいます。近年は、少子高齢化・核家族化が進み、価値観やライフスタイルが多様化し、地域コミュニティ力の低下が危惧されています。一方で、令和4年8月の豪雨や今冬の豪雪災害において、自治組織内での共助や支え合いにより困難を乗り越えた事例があったように、これまで以上に地域コミュニティの機能維持とさらなる活性化が求められています。
◇なぜ名前を統一するの?
これまでは、地区まちづくりセンターと地区公民館の2つの名称を表記していたよ。これまでの公民館事業や公民館での活動を大事にしながらも、より地域の皆さんが幅広く参加できるよう、地域のために必要な活動を展開したいと考えているんだ。
◇具体的には何が変わるの?
必要な条例の改正や設定を通じて、地域づくりを進めていく役割を明確にするよ。今年度は、まちづくりの基本的な方針を定める「自治基本条例」の策定や、実施した「幸福感調査」で明らかになった住民の皆さんの意識を計画などに反映し、地域の皆さんの身近な課題の解決や暮らしの質の向上を目指していくよ。
◇何ができるようになるの?
2月に「あ~す」で講演があった鹿児島県鹿屋市の柳谷集落(やねだん)の事例では、集落の休耕田を活用してサツマイモを栽培し、集落の活動に必要な自主財源を確保しているよ。サツマイモ栽培が焼酎の生産につながり、生まれた剰余金は地域内の全世帯に1万円のボーナスとして還元したり、高齢者世帯宅への緊急通報装置の設置、退職教諭による子ども向けの寺子屋開設などに活用したりしているよ。地域づくりは、創意工夫次第で色々な活動ができるんだ。
[令和6年度まで]
中部地区公民館(併)中部地区まちづくりセンター
白椿地区公民館(併)白椿地区まちづくりセンター
東部地区公民館(併)東部地区まちづくりセンター
西部地区公民館(併)西部地区まちづくりセンター
中津川地区公民館(併)中津川地区まちづくりセンター
[令和7年度から]
中部地区まちづくりセンター
白椿地区まちづくりセンター
東部地区まちづくりセンター
西部地区まちづくりセンター
中津川地区まちづくりセンター
町内各地の分館は、○○公民館、□□自治館などの名称はそのままで、これまで以上に地域活性化に関する活動を行うことが可能となります。また、分館整備に関する補助事業もこれまでどおり活用できます。なお、担当は社会教育課から企画課に変更になります。
問合せ先:役場企画課まちづくり室
【電話】87-0521