くらし [特集] 生まれ変わる福島駅前~駅前の顔となる再開発施設を目指して~
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- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県福島市
- 広報紙名 : ふくしま市政だより 令和7年10月号
東口再開発は、「にぎわい・文化・つながりが生まれる」をコンセプトに、昨年の見直し方針を踏まえ基本設計を進めてきました。
コストの抑制に努めながら、駅前の顔・シンボルに、また、利用者に選ばれる施設になるよう、設備・仕様、デザインなどをまとめました。
福島駅東口にどのような建物がつくられていくのかご紹介します。
■さまざまな催事が開かれ、市民がくつろげる特徴ある空間の公共エリア
◆まちにつながり、まちに開かれる「フレキシブル・ホール」
仕切りを工夫することでさまざまな広さで利用することができるホール。仕切りを開放して大屋根広場や駅前通りと一体となった催し(※1)や、ホールを仕切っての利用(※2)も可能です。
高い遮音性、移動式観覧席による自由なレイアウト、さまざまな演出を可能とする設備など、主催者・利用者目線で求められる機能を整えます。
◆出会い・交わる、くつろぎ・語らう、はしゃぎ・遊ぶ「まちなかリビング」
市民ワークショップでの意見などを参考に、1階から3階までをフロア別に「客間」「居間」「こども部屋」をイメージして整備します。4階は、屋上広場とつながる空間です。各階をつなぐエレベーターで上下のフロア移動をサポートします。
吹き抜けには、本市を代表する福島わらじまつりの大わらじを展示します。
◆天候に左右されにくい「大屋根広場」
屋根があるスペースは雨や雪の日でも活用できるほか、屋根のないスペースは高さが必要な展示や空間演出などが可能です。
ホールや駅前通りと一体に利用することで、これまで難しかったより大きなイベントの開催も可能に。
◆変化に富んだ「屋上広場」
大小の空間が道のように屋上までつながり、駅前の顔・シンボルとしての外観を構成します。
4階へ上がると、座ったり寝転んだり、ちょっとしたイベントもできる、親子でもゆっくりくつろげる広場になります。
■公共エリアと一体性を持ち、商業やオフィスなどで構成される民間エリア
◆1階 カフェ・物産館
屋外空間との連続性を生かしたカフェや、県産のクラフト品などを発信・体験できる物産館です。
◆2階 フードホール
さまざまな福島のグルメを一度に同じテーブルで楽しみ、気軽にはしごできる体験型の飲食スペースです。
(株)USEN Properties(ユウセンプロパティーズ)と企画・設計を進めていきます。
◆3階 シェアラウンジ
オフィスワーカーだけでなく、一般の方もくつろげるスペースとして、蔦屋(つたや)書店などを展開しているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)と企画・設計を進めていきます。
※イメージ写真は「TSUTAYA BOOKSTORE(ツタヤブックストア) MARUNOUCHI SHARE LOUNGE(マルノウチシェアラウンジ)」
※詳細は本誌P.3をご覧ください。
◆その他
4階は医療フロア、5~10階は地元・大手企業の支社・支店などのオフィスを計画。
民間エリアの詳細は再開発組合ホームページへ
※二次元コードは本誌P.3をご覧ください。
◆今後の進め方
実施設計を行った後、建築工事に着手します。2029年度開業を目指し、再開発組合とともに、駅周辺の再生と東西一体のまちづくりを進めていきます。※それぞれのイメージは、変更となる可能性があります。
問い合わせ:
・市街地整備課
【電話】525-3763
・コンベンション推進課
【電話】572-5719
基本設計の内容やデザインの詳細などは、市ホームページ内 再開発特設ページへ
※二次元コードは本誌-33をご覧ください。