くらし [特集3]あなたの買い物をゆっくり楽しくースロ~ショッピングー

「スローショッピング」という言葉、皆さんは耳にしたことがありますか?本特集では、買い物でお困りの方を支援するための新たな取り組みをご紹介します。

■スローショッピングって?
普段の買い物に不便を抱える方、レジの時に不安のある方、ものわすれ、認知症がある方、障がいを持つ方など、どなたでも、自分のペースでゆっくり買い物を楽しんでいただくための取り組みです
買い物の主役は本人です。希望があれば、認知症サポーターが商品選びの相談に乗ったり、商品の場所を探すお手伝いをします。買い物だけでなく、交流や専門職への相談も可能です。
一切費用はかかりませんのでお気軽にご利用ください。

■実際の利用方法
・STEP1 チラシを見て相談
チラシを見て、何を買うか悩んだら、サポーターに相談して一緒に決めることができます。
・STEP2 一緒に買い物
希望があれば、サポーターが買い物に付き添ったり、商品の場所を案内してくれます。
・STEP3 ゆっくりお会計
専用のスローレジで、自分のペースで焦らずゆっくりお会計ができます。

■認知症バリアフリーのまちづくり更なる拡充へ
◇認知症サポーターの養成
認知症について知識を持ち、認知症の方やご家族を地域で温かく見守る応援者を養成する講座を企業や学校などと連携して実施

◇チームオレンジを整備
認知症サポーター等が地域ごとにチームを組み、認知症の方や家族に対する支援などを行っています

◇商業施設への働きかけ
認知症への理解促進を図り、関係機関と連携しながら、認知症の方に優しい環境づくりを推進

■インタビュー
◇買い物が楽しくなる
ー利用者の声ー
認知症サポーターの方と、日常での出来事などを会話しながら買い物できるのが楽しいです。サポーターが付き添ってくれるので、相談しながら商品を選んだり、商品の場所を一緒に探してくれるのは本当に助かっています。

◇明るいまちづくりのために
ーサポーターの声ー
平地区チームオレンジ
武藤 与史昭さん
社会全体で明るく生きるためのサポートをしたいと思い、認知症サポーターになりました。利用者から楽しく買い物できたと言ってもらえることに、一番やりがいを感じます。いわき市が楽しく買い物ができるまちになってほしいです。

◇全ての人に優しい買い物を
ー協力店の声ー
マルトSC草野店
森 慶嗣 店長
スローショッピングは誰にとっても利用しやすいものであり、これからも必要な取り組みです。まずはスローショッピングがあることを皆さんに知ってもらい、一人でも多くの方に利用してほしいです。今後はスローショッピングの回数と実施店舗を増やしていくために、できることから始めていきたいと考えています。

■スローショッピングの利用方法
利用を希望する方は、地域包括ケア推進課(【電話】27-8575)へお電話ください。
日時:毎月第1水曜日 13:30~15:30 ※変更となる場合あり
場所:マルトSC草野店(平下神谷字仲田120)