くらし 特集 9月10日は下水道の日

■水が生き 暮らしも活きる 下水道
令和7年度 下水道推進標語
「下水道いろいろコンクール」標語部門 国土交通大臣賞

9月10日は「下水道の日」です。立春から二百二十日(にひゃくはつか)にあたり、台風が多いことから大雨への注意と雨水の排除の意味を込め、1961年に「全国下水道促進デー」として定められ、2001年に旧下水道法が制定されてから100年を迎えることなどから、より親しみのある「下水道の日」に名称が変更されました。

◆下水道の役割
下水道の主な役割は、生活排水や雨水を適切に処理・排除し、生活環境の改善、浸水被害の防止、水質保全に貢献することです。

1.暮らしを清潔に保ちます
家庭から出た汚水は、排水管を通って道路の下にある下水道管を流れて下水処理場に運ばれます。下水道が整備されることで街が清潔に保たれ、害虫や悪臭の発生を防ぎます。

2.河川などの水質悪化を防ぎます
下水処理場に運ばれた汚水を処理して川に放流することで、川や海の水や環境を守っています。

3.浸水被害を防ぎます
降った雨を速やかに水路や雨水管に流すことによって、浸水被害を防ぎます。雨水は道路上の集水ますなどから都市下水路などに流れ込み、河川や海に放流されます。

○相馬市のデザインマンホール
・市の花のさくら、はまなす、ききょう、さざんかが描かれています。JR相馬駅前などに設置してあります。
・東日本大震災の年に出陣した総大将のお繰り出しが描かれています。千客万来館に展示してあります。

見えないところで、安全・安心で快適な生活を支えているよ!

◆下水道の老朽化
埼玉県八潮市で老朽化した下水道管が原因と考えられる道路陥没事故が発生したことを受け、市は、主要幹線約33キロメートルの緊急点検を実施しましたが、不具合は確認されませんでした。
市の公共下水道は、1974年に事業認可を受け事業を開始しました。今年度中に耐用年数50年を迎える下水道管は約0.6キロメートルですが、2040年には全体(約164.5キロメートル)の約30パーセントにあたる約50キロメートルに達する見込みです。このことから適切な維持管理が今後ますます重要となります。

みんなが安全に公共インフラを使用するために、点検しているよ!

◆下水道の適切な利用に協力ください
市は、下水道を安全・安心で快適に利用するため、維持管理に努めています。しかし、下水道の異常を全て把握・解決することは大変困難です。
下水道の安心・安全な機能を保つためには、市民の皆さん一人ひとりの意識と行動が不可欠です。

1.台所から油を流さない
油をそのまま台所の排水管に流すと排水管や下水道管の中で固まり、汚水が流れにくくなるなどの原因になります。使用済みの油は、新聞紙などに吸わせたり、凝固剤を使用して固めた上で、もやすごみとして捨ててください。

2.トイレに水に溶けないものを流さない
トイレにトイレットペーパー以外のものを流すと、下水道のポンプ設備などが故障する原因になります。水に溶けないティッシュペーパーや紙おむつなどは流さないでください。

3.都市下水路にごみを捨てない
相馬市の下水道は、家庭などから出る汚水と雨水を別々に流す「分流式」を採用しており、雨水は「都市下水路」を通って河川や海に放流されます。
都市下水路は埋設されている下水道管とは異なり地表に露出しているため、ごみが流れ込むと悪臭などの原因となります。

◆下水道に接続しましょう!
下水道が使える区域内に居住する皆さんが下水道に接続することによって、はじめて下水道の目的である公衆衛生の向上や公共用水域の保全を図ることができ、快適で清潔な生活環境が実現します。
下水道が使える区域内の家庭は下水道に接続しましょう!

みんな協力してね!
スイスイからのお願いだよ!

問い合わせ先:下水道課
【電話】37-2165