- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県田村市
- 広報紙名 : たむら市政だより 令和7年5月号
■すばらしいこんにゃくの世界
サラ・モルドさん
アメリカ合衆国・オハイオ州出身
(田村市に来て4年目)
日本に来る前は、寿司とラーメン以外の日本食にはあまり馴染みがありませんでした。日本に来て4年が過ぎて、今ではいろいろな食べ物を試すことができます。学校給食でいろいろな食べ物に出会いました。毎月の献立表でいつも楽しみにしている食べ物が一つあります。
自分が一番好きな学校給食が何か気づいた日のことを思い出します。日本に来てまだ6カ月の頃、6年生の授業で一番好きな給食の献立を聞くと、ある生徒が「こんにゃくサラダ」と答えました。その答えを聞いて、「そうだ!こんにゃくサラダが一番おいしい」と私も思ったのです。その日から、こんにゃくサラダが私の一番好きな給食になりました。給食にこんにゃくサラダがでる日は、会う生徒全員に「今日の給食はこんにゃくサラダ」と伝えたくなるほど興奮します。
アメリカではこんにゃくについて聞いたことも食べたこともありませんでしたので、その食感に魅了されました。群馬県に「こんにゃくパーク」があると知った時は、ぜひ訪れてみたいと思いました。数年前に群馬県に行く機会がありましたが、こんにゃくパークは期待を裏切りませんでした。こんにゃく食べ放題のビュッフェがありとてもおいしかったです。また、こんにゃく芋からこんにゃくが作られる様子も見ることができました。こんにゃくの料理本を手に入れたので、家でこんにゃく料理を作ることができます。自分でもこんにゃく料理を作る機会があり、またこんにゃくサラダを作ってくれるやさしい日本人の友人たちもいます。こんにゃくサラダはいつも一番おいしいです。
アメリカに戻ったら、すばらしいこんにゃくの世界を家族に教えたいと思います。