くらし あの日の訪問から、年の花が咲く プリンス・ウィリアムズ・パーク10周年

平成26年12月25日にスマイルキッズパーク屋外あそび場がオープンし、平成27年2月28日に英国のウィリアム王子(当時)が訪問されてから10年が経ちました。王子のご訪問を契機に、英国王室に「プリンス・ウィリアムズ・パーク」の愛称の承諾をいただき、その後英国庭園もオープン。プリンス・ウィリアムズ・パークは、英国と本宮市の友好と絆を象徴する場所でもあり、子どもたちをはじめ多くの人たちが笑顔で遊び、自然を楽しむ憩いの公園です。

■ガーデニング文化の発信地に
英国庭園アドバイザー 浜野 義弘さん
プリンス・ウィリアムズ・パークは、英国の国王になる方の名前がついた他にはない公園です。公園内にある英国庭園は今年で8年目。ボランティアである英国庭園サポーターの市民の皆さんと、地域に合った英国庭園を勉強しながら、この場所が本宮のガーデニング文化の発信地となるよう、これからも皆さんと庭園をつくり続けていきたいです。

■毎日遊んだ思い出の公園
10年前ウィリアム王子と植樹した 橘 結花さん
当時は小学5年生。急に王子と植樹することが決まってびっくりしましたが、優しく声をかけてもらったことを覚えています。公園ができてからは、毎日のように遊びに行っていました。10年前に王子と一緒に植えた木も、とても大きくなっていてびっくりです。体を動かせる遊具がたくさんあるので、ぜひ親子で楽しんでほしいです。

■つなごう、10年の歩みを未来へ
プリンス・ウィリアムズ・パーク開園10周年記念英国庭園フラワーフェスティバル開催
5月31日、「プリンス・ウィリアムズ・パーク開園10周年記念英国庭園フラワーフェスティバル」を開催しました。当日は荒天のため会場を白沢公民館に変更して行いました。
式典では、高松市長が「プリンス・ウィリアムズ・パークは、日英友好・東日本大震災からの復興のシンボルとして開園10周年を迎えることができた。今後、英国との友好関係をさらに深めながら国際交流を推進し、この公園をさらに多くの方々に愛される憩いの場として育みます」とあいさつしました。続いて、知事をはじめ多くの来賓の方からお祝いのメッセージが贈られました。当初予定していた英国庭園入口のケンジントンandチェルシー王室特別区との友好協定記念碑と、庭園内の故ロンドンしゃくなげ会名誉会長満山喜郎さんの顕彰碑の除幕、記念樹の植樹は天候の都合により中止となりましたが、声楽家・橋本妙子さんの歌声とともに、映像と写真で紹介され、日英両国の関係者が友好の懸け橋となっている公園の節目を祝い、英国との交流に多大なる貢献をいただいた満山名誉会長へ哀悼の意を捧げました。
式典後は、白沢中学校吹奏楽部の演奏や市民団体によるステージ発表、英国ライブ、ワークショップ、抽選会なども行われ、多くの来場者でにぎわいました。

■つながる英国との絆
今年6回目となる「もとみや英国訪問団」として、15人の中学生が英国を訪れ、親善活動や生徒間交流をしてきます。現地での様子や取り組みは、8月号でお知らせします。

■ボーリックさんからのプレゼント
もとみや国際交流親善大使のボーリックさんから、英国庭園を管理するボランティア・英国庭園サポーターへ鳥の絵柄のウォールライトと、“to Motomiya garden”“From London’s garden”と刻印されたガーデン用のスコップとフォークをいただきました。