- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県柳津町
- 広報紙名 : 広報やないづ 2025年10月号
令和6年度は、第6次柳津町振興計画の4年目であり、まちの将来像「みらい創生。ひと・ゆめ・れきしをつなぐまち」の実現に向け、計画の着実な推進と、持続可能な行財政運営の確立を目指し、各種事業を実施しました。
今月は昨年度、町のお金がどのように使われたのか概要をお知らせします。
1.一般会計
令和6年度における一般会計の決算は、歳入総額44億6,666万円、歳出総額42億6,208万円となりました。
歳入から歳出を差し引いた額は2億458万円で、そこから令和7年度へ繰越すべき財源440万円を差し引いた実質収支は2億18万円となりました。
なお、2億18万円のうち、1/2以上の額については、財政調整基金への積み立てを予定しています。
◇歳入
前年度比1億6,781万円、率にして3.9%の増となりました。
自主財源が全体の20.4%で、前年度比3,756万円、4.3%の増となりました。うち、町税については、個人町民税は前年度比1,147万円の減、法人町民税は前年度比648万円の増、町民税全体では前年度比499万円、4.3%の減となりました。固定資産税は前年度比1,386万円、5.2%の減で2億5,505万円となり、町税全体では前年度比1,960万円、4.7%の減となりました。
また、依存財源は全体の79.6%を占め、前年度比1億3,025万円、3.8%の増となりました。うち、地方交付税は、普通交付税が前年度比1億1,110万円、5.3%の増、特別交付税が前年度比2,158万円、12.6%の増となり、地方交付税全体で前年度比1億4,132万円、6.2%の増となりました。
依然として自主財源に乏しく、国・県に依存する割合が高い財政状況にあります。
◇歳出
前年度比1億1,486万円、率にして2.8%の増となりました。
義務的経費が前年度比7,093万円、4.7%の増となり、歳出全体の37.0%を占めています。
投資的経費については、普通建設事業費で前年度比2,491万円、3.8%の減、災害復旧事業費で前年度比4,328万円、21.1%の増となり、投資的経費全体として前年度比1,837万円、2.1%の増となりました。
その他の経費では、前年度比2,556万円、1.4%の増となりました。
■歳入用語の説明
町税…町民の皆さんや町内企業が町に納める税金
繰越金…前年度からの繰越金
繰入金…主に積立金(基金)の取り崩しによる一般会計への繰入金
使用料および手数料…各種施設の使用料や住民票の交付手数料など
地方交付税…国から財源不足の地方に交付される資金
地方債…特定の目的のために、国や銀行から借り入れる資金
国庫・県支出金…特定の目的のために、国や県から交付される資金
地方譲与税…国税として徴収した自動車重量譲与税や地方揮発油譲与税の一部から町へ配分される資金
■歳出(目的別)用語の説明
総務費…町政全般の管理などに使われる経費
公債費…これまでに町が借り入れたお金の返済に充てる経費
民生費…高齢者・障がい者・児童などの福祉に使われる経費
土木費…町道、町営住宅などの整備や管理に使われる経費
教育費…教育、文化・スポーツの振興などに使われる経費
農林水産業費…農林水産業の振興、農道・林道などの整備に使われる経費
諸支出金…いずれにも分類されない経費
災害復旧費…災害被害の復旧に使われる経費
消防費…消防、水防、災害対策に使われる経費
商工費…観光・商工業の振興に使われる経費
衛生費…健診や予防接種、ごみ処理などに使われる経費
議会費…議員報酬や議会運営に使われる経費
■歳出(性質別)用語の説明
投資的経費…施設や道路の建設、災害復旧に使われる経費
人件費…職員の給料や議員報酬など
補助費等…消防署、ごみ処理施設の負担金、町の個人や各種団体に交付する補助金などの経費
公債費…これまでに町が借り入れたお金の返済に充てる経費
物件費…消耗品、光熱水費、電話料金、施設の管理委託料などに使われる経費
維持補修費…施設や道路を維持するための経費
繰出金…国民健康保険や介護保険などの特別会計の事業経費を負担するために支出する経費
扶助費…子どもや高齢者、障がい者を援助するための経費
投資および出資金・貸付金…地方公営企業会計への出資金、町が貸し付けるための経費
積立金…基金(預金)へ積み立てるための経費
■5年間の一般会計決算額の推移
過去5年間の歳入歳出決算は、令和2年度にピークとなっており、40億円台の規模で推移しています。