くらし 町の話題

■高市総理大臣が町内視察
12月2日、高市早苗内閣総理大臣が就任後初めて町内視察のため来町し、帰還困難区域の現状を視察されました。
伊澤町長は、帰還困難区域である石熊行政区の住宅や原発事故後から手つかずのまま荒廃した農地を案内しました。
説明の中で、「農地も生活圏なので、幅広く特定帰還居住区域に認定されなければ、住民は戻ることができない」と強調。また「帰還困難区域で農業用水利が復旧していないために、避難指示が解除された地域でも、営農が再開していない」と説明し、帰還困難区域内にあるため池や水路の除染と復旧を求めました。
そして、帰還困難区域全域の避難指示解除に向けた具体的な方針を速やかに示すよう要望しました。
高市総理大臣は「全ての閣僚が復興大臣であるという決意の下に、内閣の重要課題として、福島の復興に責任貫徹の思いで取り組んでいく」と述べられ、復興に向けた取組を更に加速させるとの姿勢を示されました。

■だるまランドと立地協定を締結
双葉町は、中野地区復興産業拠点への立地を予定している株式会社だるまランドと令和7年11月17日に立地協定を締結しました。
株式会社だるまランドは白河市に本社を置く白河だるま総本舗のグループ企業で、新たに整備する拠点の名称は「だるまランド双葉(仮称)」。ダルマの製造から販売までを一貫して手掛けるほか製造工程を見学できる場も設ける計画です。
令和10年春のオープンを予定しており、地元から10人程度の採用を検討しています。開所初年度は年間2万人の来場を目指しています。
今回の立地協定により中野地区復興産業拠点の立地協定締結企業は25件になりました。
(※JV等含む)

▽白河だるま総本舗と双葉町のゆかり
約30年前に長塚地区の商業団体「長塚共栄会」が町オリジナルのダルマのデザインを依頼し、双葉ダルマの元祖となる「ふたば福ダルマ」を制作。その後はJAふたば女性部に双葉ダルマのベースとなる下地の製造・納品を行うなど、双葉町に深い縁をお持ちの企業です。

■長塚・新山地区で米の安全性を確認
今年度、長塚地区と新山地区で米の出荷制限解除に向けた実証栽培を行いました。これは避難指示が解除された地域で作られた米に含まれる放射性セシウム濃度が、国で定める基準値を超えていないかを確認することを目的としたものです。
あわせて2カ所のほ場で約16アールの水田に福島県のオリジナル品種「天のつぶ」を作付けしました。
2つの地区で刈り取られた玄米の放射性セシウム濃度は国の基準値である100ベクレル/キログラム(Bq/kg)を下回る数値となり、安全性を確認することができました。
この結果を受けて、来年度も引き続き実証栽培を行う計画です。

■町村会 復興予算確保を要望
双葉郡内8町村で構成する「双葉地方町村会」は12月3日、自民党東日本大震災復興加速化本部、環境省、経済産業省、復興庁を訪れ、要望活動を行いました。
各省庁や政党に対しては第3期復興・創生期間以降も中長期的に十分な予算を確保することや除染で発生した土壌の県外での最終処分に関する具体的な工程を示すよう求めました。

▽要望内容(抜粋)
・復興・再生に向けた取組の加速化
・被災地域の復興に必要な財源の確保
・拠点区域外の除染等

■両竹地区行政区総会
11月20日、いわき市の湯本温泉にて両竹地区の総会・懇親会を開催し、県内外の避難先などから14人の方々に参加いただきました。
午後3時から総会を開会し、平岩副町長並びに森副町長に出席頂き、震災および東北電力福島第一原発事故の犠牲者ならびに避難中に亡くなられた方々へ黙祷を捧げました。区長・平岩副町長のあいさつの後、議事に入り、会計報告・事業報告・役員改選等について審議・報告し、承認されて総会を閉会しました。
その後、懇親会に入り、久しぶりの再会に話も弾み、お酒も進みました。あちらこちらで明るい笑い声や歌声が響き、地区住民ならではの温かい懇親会となりました。
翌日、次回の総会でまた元気に再会することを約束し、それぞれ帰路につきました。
両竹行政区長 佐藤 孝