- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県守谷市
- 広報紙名 : 広報もりや 2025年8月号
■Interview 防災士に聞きました
防災士とは、防災に関する専門知識と技能を習得し、地域の防災活動などに貢献する資格です。
山田さんは、もともと務めていた会社で防災士の資格を取得。防災に関する知識を地域のためにと、自治会やまちづくり協議会の防災担当を務め、地域防災計画の作成や避難訓練の準備などに取り組んでいます。
・松前台7丁目・防災担当 防災士 山田博(やまだひろし)さん
○地域の災害への関心は低い?
大規模災害が起きても、数年が過ぎると、やはり皆さんの防災意識は低くなってしまいます。関心が高まるよう、自治会のイベントで防災コーナーを設けたり、避難テントを組み立てて避難生活の体験を実施したりしています。普段からご近所間でコミュニケーションをとり、いざというとき安否確認や避難への声がけなどができる体制にしておきたいですね。
○避難ルートの確認を
災害が起きた時、近くでどの場所が危険になるのか、どこが冠水しやすいのかなど、知っておくことが大切です。そして、家族で避難する場所なども話し合っておくと良いでしょう。
○備えの盲点である「トイレ」
台風・地震の発生で断水・停電になると、トイレが使用できなくなることが想定されます。便器に取り付ける携帯トイレや、組み立て式の簡易トイレなど用意しておくと良いでしょう。
○守谷市も例外ではない
守谷市は水害に対しては安全といわれていますが、最近の気象状況は「想定外」の事象が多く発生しています。そして、地震となるともっと予測がつきません。まずは自分ができる対策から始めてみてください。それが自分と家族を守ることにつながると思います。
2015年の鬼怒川決壊時には、全国の防災士と共に支援にいった山田さん。汚れてしまった家具や畳を運び出し、床の下の泥をかき出し水洗いをしたのを覚えているそうです。
■ローリングストックで無理なく備える
保存食を備蓄するのも大切ですが、普段食べているものを日常から多めにストックしておき、使ったら買い足すという「ローリングストック」という備え方もあります。
飲料水やレトルト、フリーズドライ食品など、日ごろから食べるものであれば、無理なくいざというときに備えられます。
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・避難所の開設状況や市内の被害状況など
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※2次元コードは本紙6ページをご覧ください。