子育て [特集]大きくな~れ! わたしたちのお米作り

市内の水田では4月下旬から5月にかけて、次々と田植えが行われます。植えられたばかりの小さな稲が風にそよぐ景色は、初夏の訪れを告げる風物詩です。この時期、市内の一部の学校でも、学校行事や米作りを学ぶ授業で子どもたちが田植えを行います。今回の特集では、学校での田植えの様子を写真を通してお届けします。

■小川北義務教育学校
5月14日 くもり
小川北義務教育学校の5年生が、学校近くの田んぼで田植えを行いました。子どもたちは、米生産者の浜野博士(はまのひろし)さんから「2~3本ずつ、稲が浮かないように指で押さえるように植えます」と植え方を教えてもらった後、恐る恐る田んぼに入ると独特の泥の感触に驚いていました。田植えが進むにつれて慣れてきた様子で、泥だらけになりながら一生懸命に取り組んでいました。今後は田んぼや学校内で育てる「バケツ稲」の生育の観察、秋の収穫、そして収穫した米の販売まで、一連の米作りを体験する予定です。

◇田植え体験に密着!
1 米農家さんが植え方を指導
2 いざ、田んぼへ!
3 みんな、苗持った?
4 うわぁ〜!足が変な感じ!
5 苗が浮かないように植え付け
6 はい、下がって〜!次の列行くよ
7 田植え終了!すぐ洗えるのうれしい
8 ありがとうございました!

◆またやってみたいです
小川北義務教育学校 5年
長谷川綾音(はせがわあやね)さん
初めて田んぼに入ったときはべちゃべちゃして怖かったけれど、田植えができて楽しかったです。稲が浮いてこないように植えるコツを教えてもらったので、上手にできたと思います。機会があればまたやってみたいです。

■堅倉小学校
5月16日 くもり
堅倉小学校の5年生が、学校近くの田んぼで田植えをしました。田んぼや苗を提供してくれた地域の皆さんが見守る中、元気よく田んぼに入った子どもたちは、次々に稲の苗を植えていきました。
堅倉小学校の米作りは30~40年前から行われており、収穫後の米はおかきにして全校児童や地域住民に配布するのが恒例になっています。今回の田植え体験をきっかけに、子どもたちは米の品種や食糧としての歴史など、関心のあることを自分で調べて学んでいきます。

◆広い田んぼにびっくり
堅倉小学校 5年
須貝美琴(すがいみこと)さん
田んぼの中は足が沈んでびっくりしました。稲がすぐ浮いてきちゃうので、しっかり植えるのが難しかったです。広いところを手で植えるのは大変でしたが、楽しかったのでまたやってみたいです。収穫も楽しみです。

■竹原小学校
5月28日 晴れ
竹原小学校の児童が、竹原神社近くの田んぼで田植えをしました。全校児童が参加する米作りは「子どもたちに貴重な体験活動を」という想いから竹原小の恒例行事になっており、地域住民の協力のもと、田植えや稲刈りを1年生から6年生までの縦割り班で行っています。5~6年生は慣れた手つきで田植えをしながら、1~2年生のサポートも担っていました。

◆最後の田植えでした
竹原小学校 6年
加藤唯(かとうゆい)さん
6年間田植えをやってきて、今回が一番楽しくできました。特に1年生の子たちと一緒にできたのが楽しくて、みんな植えるのがとても上手だったと思います。秋には最後の稲刈りもあるので、楽しみです。

■納場小学校
5月28日 晴れ
納場小学校の4、6年生が、学校近くの田んぼで田植えをしました。植え方を聞いた児童は、一列になって田んぼに入り、もち米の苗を植えていきました。毎年の米作りに協力している篠原祐一(しのはらゆういち)さんは「今の稲は赤ちゃんですが、どんどん大きくなって秋にはおいしいお米が実るので、毎日見守ってください」と言葉を掛けました。秋には3、5年生が稲刈りし、収穫した米はおかきに加工されるなどして、全校児童や協力者に配られます。

◆田植え、楽しかったです
納場小学校 6年
石井隼斗(いしいはやと)さん
4年生のときに初めて田植えをして、今回が2回目です。等間隔に植えるのが難しかったですが、久しぶりに泥の中に入って楽しかったです。卒業前のいい思い出になりました。