くらし 【暮らしの情報欄】消費生活相談だより

■洗濯物の柔軟仕上げ剤のにおいで体調不良に
柔軟仕上げ剤は、衣類の風合いを柔らかく保ち、静電気防止効果などがあります。10数年前から香りの強い海外製の柔軟仕上げ剤が増えてきました。
全国の消費生活センターや国民生活センターには「柔軟仕上げ剤の強いにおい」に関する相談が寄せられています。

▽相談事例
(1)となりの家の洗濯物の強いにおいに悩まされている。においが漂ってきて、頭痛や吐き気がするのでベランダや窓を開けることができない。
(2)子供の学校から、給食着の洗濯には柔軟仕上げ剤を使わないようにとの通知が届いた。柔軟仕上げ剤のにおいで給食を食べられなくなる、吐き気を訴える子供もいるとのことだった。

▽アドバイス
・最近、強い香りをセールスポイントにした柔軟仕上げ剤によって、頭痛や吐き気などで体調不良になったとの事例が多く寄せられています。
・においの感じ方や体調への影響は、大きな個人差があります。自分にとっては快適でも他人にとってはそうではないこともあります。
・柔軟仕上げ剤を使うと洋服の吸水力が低下すると言われています。
・日本石鹸洗剤工業会が実施している「洗剤実態調査」によると、柔軟仕上げ剤を使用する人のうち、洗濯物の量に応じて調整している人は調査全体の2割ほどとのことでした。
周囲に配慮して、適正な量を守って使用するように心がけましょう。
・商品選びの際は「香りの強さの目安」を参考にしましょう。
参考:国民生活センター・消費者庁・日本石鹸洗剤工業会

問い合わせ:
(1)まち未来創造課 消費生活相談窓口
毎週月・水曜日(祝日除く) 午前10時~正午、午後1時~5時
リモート相談もご利用ください!…毎週火・木曜日(要予約)
【電話】68-2211(内線246)
(2)茨城県消費生活センター
平日と日曜日(日曜日は電話のみ) 午前9時~午後5時(日曜日は午後4時まで)
【電話】029-225-6445
(3)国民生活センター(消費者ホットライン)年末年始を除く
午前9時~午後4時
【電話】188(いやや!)
※他市町村へのご相談はご遠慮ください。