- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県小山市
- 広報紙名 : 広報おやま 2025年10月号
◆間々田5丁目自治会
▽間々田のじゃがまいた
毎年5月5日に五穀豊穣や疫病退散を祈願する間々田地区の伝統的行事「間々田のじゃがまいた」。平成31(2019)年に国重要無形民俗文化財に指定されました。全長15mを超える巨大な蛇(じゃ)は、間々田地区7つの町内それぞれで1体ずつ手作りされます。間々田5丁目自治会でも、竹の芯に稲藁を幾重にも重ね、行事当日の早朝にコケラと呼ばれるシダ植物で表面を飾りつけます。地域住民が協力しあい、こだわりの蛇が完成します。
子どもから大人まで力を合わせて巨大な蛇を担ぎ、練り歩く姿は迫力満点です。地域住民一丸となり、じゃがまいたの伝統を守り、地域を盛り上げています。また、今後の自治会運営及び役員等の負担軽減を図るため「自治会のあり方検討委員会」の設置や75歳以上の単身世帯への見守りや支援などを行う「見守り・支え合い推進事業」、安全なまちを保つための「空き家と雑草地、ごみステーションのパトロール調査」など、住みよい地域づくりのため様々な取り組みを行っています。
◆楓山(もみじやま)自治会
▽毎朝の日課 ラジオ体操
楓山自治会では、昨年完成した“もみじ山南公園”にて、「ラジオ体操」を毎朝実施。集まった仲間同士で、挨拶、会話を楽しみながら健康づくりに励んでいます。参加者からは、「小さな生きがいを感じ、体が柔らかくなっている」との意見が聞こえています。また、夏休みには小学生達が参加して更に明るい場となっています。ラジオ体操の時間を共有することで、地域の幅広い世代間の交流や仲間づくりに貢献しています。
▽ミニ花火大会
もみじ山南公園完成祝いとして、昨年10月に「ミニ花火大会」を開催しました。景品付きビンゴゲームでは約300人近い参加者、特にお子様連れの家族が会場を盛り上げていました。ミニ花火大会では、親子同伴の手持ち線香花火などの体験、連発打ち上げ花火、吹き上げ花火、歓声と拍手のナイアガラの滝で締めくくりました。楓山自治会では今後も、地域住民の仲間づくり・ふれあい交流の場となるイベント等をアレンジし開催活動を継続し、地域を守り続けています。
◆小薬自治会
▽お囃子(はやし)教室
小薬地域に100年以上昔から伝承されている、“祭り囃子”の楽しさや伝統芸能を子どもたちに知ってもらいたい、将来ふるさとのお囃子を伝承してもらいたいという想いから、小薬自治会初の試みとして「お囃子教室」を7月に開催しました。2歳から高校1年生までの子どもたち22人が参加し、実際に締太鼓に触れ、演奏の練習を通して地域の交流を深め合い、楽しい時間を過ごしました。その他、小薬自治会教室では、毎年秋に3世代交流「大輪投げ大会」を実施。幅広い世代間の交流を通して、地域住民の繋がりや、信頼関係の構築を大切にしています。
◆下泉自治会
▽中地区一斉清掃
中地区の全11自治会では、毎年8月に「中地区一斉清掃」を実施しています。中地区全体で清掃活動を行うことで地域のつながりを高め、住みよい環境を作ることを目的としています。今年の下泉自治会の清掃活動には子どもから大人まで46人が参加し、参加者はみな汗をぬぐいながら懸命にゴミや空き缶などを拾い集めました。その他にも下泉自治会では、育成会と協力し講師を招いて生きものを観察する「生きもの調査」や集落内の「危険箇所の調査」なども実施。活動を通して地域への関心を育むとともに、皆が安心して暮らせる地域づくりを行っています。
◆下国府塚自治会
▽夏祭り
毎年恒例の夏祭りでは、稲束などで飾りつけしたお神輿をかざり、「家内安全、五穀豊穣、今年も良い年になりますように」と参加者の幸せを祈りました。参加者には飲み物や豆絞りの手ぬぐいが配られ、おしゃべりを楽しみながら地域住民同士の交流を深めました。その他、下国府塚自治会では、毎年4月7日に薬師堂の釈迦像に甘茶をかける「花まつり」、毎年10月末ごろに豊穣を願い、餅を国府神社に奉納する「秋祭り」など、様々な伝統行事を継承しています。地域の代表的な行事を存続することで地域の輪を守り続けています。
