- 発行日 :
- 自治体名 : 群馬県前橋市
- 広報紙名 : 広報まえばし 2025年7月1日号
■こども基本条例の素案ができました
「こどもの笑顔があふれるまち前橋」の実現に向けて、こども基本条例の素案がまとまりました。この素案について、パブリックコメント(意見募集)を実施します。皆さんの意見を聞かせてください。
◇検討の経過
市長を本部長とした「こどものまち前橋推進本部」をはじめ、各分野の専門家や子育て当事者などで構成された「こどものまち前橋有識者会議」、市内の大学生による「こどものまち前橋若者会議」を設置し、多様な視点から議論を重ねてきました。
また、こども向けワークショップや高校生・子育て当事者を対象としたタウンミーティングなどを通じて、啓発活動を実施するとともに、こどもや若者の声を丁寧に聴いてきました。
さらに、前橋特別支援学校を訪問し、こどもと関わる先生からの意見を聴いたり、教育支援教室に通うこどもを対象としたアンケートをしたりと、声を聴かれにくいこどもにも配慮した取り組みも実施しました。
◇どんな条例か
こどもは社会を元気にする原動力。未来を担う大切な存在です。こどもが安心して健やかに成長できるように、こどもの権利をしっかりと守るまちづくりが必要です。そこで素案は、こどもの権利を保障するための理念的な条例とし、(1)総則(目的、基本理念など)、(2)こどもの権利(大切にするこどもの権利)、(3)役割(市や大人などの役割)、(4)普及推進(こどもの意見聴取、こどもの権利の普及)で構成し、誰にでも分かりやすく、親しみやすい表現でまとめました。
また、条例を制定する理由などを説明する前文を設け、文案は、ワークショップでこどもたちと一緒に考えて作った文章も盛り込みました。
◆私たちが条例の前文を考えました
◇意見を聞いて広がる考え
市立前橋 高本間智大さん
市役所の方が丁寧にサポートしてくれたため、リラックスして意見を出せました。自分にはない発想を知ることができ、人の考えを聞く面白さを実感しました。
◇地域を知りより良くしたい
前橋育英高 久保田ゆずさん
地域のことを知り、より良くしたいという思いから参加しました。初めは緊張しましたが、他の参加者と交流を深め、さまざまな意見に触れることができ、良い経験になりました。
◇伝えるために言葉を工夫
県立前橋高 石森亘さん
勉強で法律を学ぶことはありますが、作る側の視点は新鮮でした。こどもたちを含め幅広い世代の人たちに伝わる表現を意識し、言葉の使い方などを工夫しました。
◆皆さんの意見を聞かせてください
こども基本条例の素案についてパブリックコメント(意見募集)を実施。寄せられた意見は、本市の考え方と併せて各閲覧場所で公表します。
日時:7月15日(火)~8月29日(金)(土日曜・祝日を除く)
閲覧場所・意見書の配布:保健センター内こども政策課、市役所情報公開コーナー、各支所・市民サービスセンター・公民館・コミュニティセンターで。本市ホームページにも掲載します。
意見書の提出:8月29日(金)までに所定の用紙に記入し、各閲覧場所へ直接。または〒371-0014朝日町三丁目36-17・保健センターこども政策課(【電話】027-212-0883)へ郵送か(【FAX】027-243-6474)、【E-mail】[email protected]、電子申請で
問合せ:こども政策課
【電話】027-212-0883