- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県川越市
- 広報紙名 : 広報川越 令和7年5月号
特殊詐欺と聞いて「自分はだまされない」「うちの親は大丈夫」と思っていませんか?詐欺の手口は年々巧妙化しており、犯行グループからの電話に出てしまうと誰でも被害に遭う可能性があります。被害に遭わないためには「犯行グループからの電話に出ない」ことが重要です。電話機の機能を活用し特殊詐欺の被害に遭わないようにしましょう。
■特殊詐欺被害が増えています!
令和6年の埼玉県内の特殊詐欺被害件数は、同5年よりも大幅に増加しました。市内においても被害件数・被害金額ともに約2倍の増加となりました。また、市内の予兆電話件数(市民から警察への不審電話の情報提供の数)は依然として多く、犯人が市民の皆さんの財産を狙っていることは明らかです。
◇川越市特殊詐欺被害状況
*令和6年の数値は暫定値
*特殊詐欺予兆電話の件数は川越警察署調べ
■特殊詐欺の一番の対策は「犯行グループからの電話に出ない」こと!
◇対策(1) 常に留守番電話の設定にする
留守番電話は相手の声を録音します。特殊詐欺の犯人は自分の声が録音されることを嫌うため、留守番電話につながった時点で電話を切るケースがほとんどです。
在宅中でも留守番電話の設定にし、電話が鳴ってもすぐには電話に出ず、相手が名前を名乗ってから電話に出ましょう。
ポイント:相手が名乗ってから電話に出る
◇対策(2) 電話番号表示サービスの活用
電話番号表示サービス(ナンバーディスプレイなど)の契約をして、相手の電話番号を確認できるようにしましょう。
電話が鳴ったら相手の電話番号を確認し、「非通知」など相手の番号が表示されない場合や、電話番号が「1」や「44」など、0以外から始まる国際電話の場合は犯行グループからの電話の可能性が高いため、電話に出ないようにしましょう。
また、電話機に電話帳機能があれば電話番号を登録し、未登録の電話が鳴った場合は留守番電話につながるのを待ち、相手が名乗ってから電話にでましょう。
ポイント:非通知、国際電話番号は電話に出ない
*「ナンバーディスプレイ」は、東日本電信電話株式会社および西日本電信電話株式会社の登録商標です。
■住宅強盗の被害に遭わないために
首都圏で相次いで住宅強盗が発生しており、特殊詐欺グループも関与しているとみられています。住宅強盗の被害に遭わないようにするために自宅の防犯対策を行いましょう。
◇普段から戸締りはしっかりと!
玄関ドア、窓、勝手口など侵入口になり得る箇所は確実に戸締りするようにしましょう。
◇簡単に侵入できない対策を!
窓に補助錠を付ける、防犯フィルムを貼るなど、簡単に侵入できないように対策を行いましょう。防犯カメラのほか、センサーライトや防犯砂利などの光、音の対策も効果的です。
◇緊急時は速やかな通報を!
深夜帯に複数名でドアを叩くなどの異様な来訪、家屋の破壊音を確認した場合は、すぐに110番通報をしましょう。
■メールやLINEで防犯情報を受信しましょう
特殊詐欺や不審者等の犯罪発生・防犯情報をメールやLINEでお届けしています。ぜひ登録してください。
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■闇バイトは「犯罪」!そして、犯行グループの「捨て駒」です
SNSやインターネットの掲示板などで、「高額バイト」「即日即金」「短時間で高収入」などと甘い言葉で犯罪の実行犯を募集する投稿が掲載されています。
「簡単に高収入を得られるなら」と安易に応募してしまうと、顔写真付きの身分証明書の写真や家族の個人情報を募集者(犯行グループ)に送信させられます。後にバイトではなく、犯罪だとわかって「やめたい」と言うと、犯行グループに「家に行く」「学校にばらす」「家族に危害を加える」などと脅され、恐怖で支配されて詐欺や強盗などの犯罪に加担させられます。
闇バイトに応募してしまうと、やめたいと思っても逮捕されるまでやめられなくなります。
絶対に闇バイトには手を出さないでください。
◎闇バイトに応募してしまった方や、抜け出したいのに抜け出せない方は、勇気をもって警察に相談しましょう。
・警察相談専用電話
【電話】#9110
・川越警察署
【電話】224-0110
問合せ:防犯・交通安全課
【電話】224-5721
【FAX】224-6705