- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県飯能市
- 広報紙名 : 広報はんのう 2025年4月1日号
■あなたの骨は元気ですか?
▽骨粗しょう症について
骨粗しょう症は骨量と骨密度が下がり、骨がもろくなる病気です。40歳以上の6人に1人は骨粗しょう症になっているという報告もあることから、ふだんから意識して骨を元気にする食事が大切です。
▽骨粗しょう症の危険因子
主な危険因子は「女性」、「高齢」、「低体重」、「閉経」、「飲酒」、「喫煙」です。
骨粗しょう症患者を男女で分けると女性は4人に1人、男性は12人に1人と差があります。女性は男性に比べもともとの骨量が少ないことや、閉経によるホルモンバランスの変化が原因です。
また低体重(BМI18・5以下※)の状態であると骨粗しょう症になりやすく、骨密度にかかわらず股関節部の骨折を起こしやすくなります。
▽骨の健康のための栄養素
骨の健康に必要な栄養素を紹介します。カルシウムは主に骨の材料となるミネラルの一つであり、不足すると骨量が低下します。食材としては、乳・乳製品、小魚、緑黄色野菜などからとることができます。そのほか、カルシウムの吸収を促すビタミンDや骨へのカルシウム沈着を促し、骨を強くするビタミンKなども重要です。
▽ふだんの食事で必要なポイント
(1)主食・主菜・副菜をそろえた食事をする
主食・主菜・副菜のそろった食事は生活習慣病予防にも有効です。主食・主菜は1食に1品、副菜は1~2品がおすすめです。
(2)魚・乳・乳製品を積極的にとる
魚は週に1~2回がおすすめです。乳・乳製品は牛乳でいえばコップ1杯、6ピースのチーズなら1ピース、ヨーグルトなら1個を目安に、1日で1杯もしくは1個をとるようにしましょう。
保健センターでは食事・栄養に関する講座や健康上の相談など様々な事業を行っています。健康カレンダーをご覧いただき、お気軽にお電話ください。
※BМIの計算方法は現在の体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) BМI=22が理想的と言われています。
問い合わせ:保健センター
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