- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県飯能市
- 広報紙名 : 広報はんのう 2025年10月1日号
令和7年10月1日からの下水道使用料の改定について、皆さんからの質問にお答えします。下水道使用料の改定については飯能市ホームページ(ID11950)または検針時に配付する「下水道使用料改定のお知らせ」をご覧ください。
Q.なぜ改定する必要があるのですか?
A.ご家庭や事業所で生じた汚水を処理するための費用は、皆さんの下水道使用料に支えられておりますが、近年の物価、人件費、エネルギー価格の上昇等により、下水道管、ポンプ場、浄化センターの維持管理費が増大しています。前回の改定以来、経費削減の取り組みを実施してきましたが、その処理費用を使用料で賄えない厳しい経営状況が続いています。また、事業開始から約70年が経過し、これまで整備してきた施設の老朽化が進んでいます。今まで当たり前のようにおくることができた生活に多大な支障が出てしまう前に、老朽化が著しい施設の修繕・更新および耐震化を着実に進めていく必要があります。このような状況を改善し、将来にわたり安定したサービスを提供していくため、改定を行うものです。
Q.改定しなかった場合はどうなるのですか?
A.今回の改定を見送った場合、財源不足によって下水道事業の運営に支障が生じ、下水道管や浄化センター等の施設の点検や維持管理を行うことができなくなる可能性があります。また、老朽化対策が遅れると、下水道管の詰まりや破損、機器の故障等につながり、道路が陥没したり下水道へ排水ができなくなったりする恐れがあります。
Q.今までどのような経営努力を行ってきましたか?
A.職員数の削減による経費の抑制、水洗化率(公共下水道に接続して汚水を処理している人口の割合)向上のための下水道未接続家屋等への戸別訪問、太陽光発電事業による収益源の確保等に取り組んできました。今後も引き続き、経費削減や収入増加の取り組みを実施し、経営の健全化に努めます。
Q.改定はどのように決まったのですか?
A.令和6年度に学識経験者、知識経験者、下水道使用者から構成される飯能市下水道事業審議会へ下水道使用料の改定について諮問を行い、慎重な審議を重ねました。審議会から受けた答申をもとに、飯能市下水道条例改正案を令和7年6月市議会に提案し、可決されました。
Q.いつから改定後の使用料が適用されますか?
A.12月以降の検針分からとなります。
Q.改定に関する周知はどのように行いますか?
A.飯能市ホームページ等により周知を図ります。また、全ての下水道使用者に「下水道使用料改定のお知らせ」を配付する予定です。
Q.今後、また使用料改定を行う予定はありますか?
A.今回の使用料改定は、令和7年10月から令和10年9月までの3年間を使用料算定期間としています。今後の下水道使用料については、中長期的な経営状況等を踏まえながら、3年に一度の頻度で定期的な検証と見直しを行います。
問い合わせ:下水道課
【電話】973-3433
