文化 飯能市の史跡・文化財を訪ねる(15)

■双柳(ふたやなぎ)南部土地区画整理事業周辺の埋蔵文化財
双柳南部土地区画整理事業施行地区内(以下、双柳南部地区)では、縄文時代遺跡である清水ノ上遺跡および市No.107遺跡が確認されていますが、岩沢南北・笠縫の各地区と比べ、遺跡が少ない地域といえそうです。その一方、双柳南部地区周辺の大字双柳地内には、縄文時代から近世まで複数の遺跡が確認されています。例えば、山ノ内遺跡(大字双柳1255番周辺)では、縄文時代の落とし穴(表紙写真)が見つかっています。断面はV字状で深さは130cm近くあります。主にシカやイノシシを狩猟するための罠で、獣の通り道を熟知した上で、列状に並んで設置していたことが分かります。詳しい調査成果は、「飯能の遺跡(47)」をご覧ください。
※「飯能の遺跡(47)」は市立図書館または市政資料コーナーで閲覧できます。

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