- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県加須市
- 広報紙名 : 広報かぞ 2025年9月号
■笑顔を支える 加須転倒無止(てんとうむし)体操
要介護状態になる原因は骨・関節疾患が最も多く、それを防ぐには転倒しないことが大切です。転びにくい体づくりのポイントは、筋力低下を防ぎ、柔軟性を保つことです。
多くのふれあいサロンで取り入れられている加須転倒無止体操は、中田病院の理学療法士から指導・監修を受け、転倒を「無くす」「止める」ために作られた独自の体操で、普段行わない動きを多く取り入れているのが特徴です。声をかけあいながら体操することで、より介護予防に効果があるといわれています。
○中田病院 リハビリテーション部
住み慣れた地域でその人らしく生活ができるようにリハビリテーションの立場から支援を実施する「地域リハビリテーション・ケアサポートセンター」として県から指定を受ける中田病院では、理学療法士がふれあいサロンを巡回しています。加須転倒無止体操の指導・助言や体力測定を実施しながら、参加者がより長く元気に暮らすことができるよう、理学療法士の視点からサポートを行っています。
■笑顔でつながる
平成国際大学 スポーツ健康学部
○eスポーツは認知機能改善のカギ
eスポーツとは、コンピューターゲームなどを使った対戦競技です。eスポーツについて水國教授は「昔はゲームに対してあまり良い印象の方は少なかったかもしれませんが、画面を見て瞬時に指先を動かし、仲間との交流や対戦を楽しむことで認知機能の改善につながる可能性があると研究で明らかになっています。脳の血流が促進され、脳の活性化の維持や改善を図ることもできるといわれています」と説明します。
水國教授が指導し、学生がサポーターを務めた「シニアeスポーツ教室」の修了生がふれあいサロンを立ち上げ、eスポーツを取り入れた活動を行っています。今後も楽しみながらeスポーツに取り組み「ふれあいサロン同士の対抗戦など活動の幅を広げていきたい」と、将来も見据えています。
(1)(2)eスポーツに取り組むサロンは、熱気と笑い声で溢れています。参加者からは「ゲームに興味はなかったが、仲間との対戦は夢中になれます」などの声がありました。
(3)(4)今年度の「シニアeスポーツ教室」も開催中。
学生サポーターの丁寧な指導に、真剣な表情で画面に見入って楽しむ参加者の姿が見られました。
※詳細は、本紙をご覧ください。
■笑顔を絶やさぬため
高齢者相談センター
健康で暮らすために、ふれあいサロンへ参加しませんか?
見学や体験もできますので、お気軽にご相談ください!
○ふれあいサロンに参加するには?
参加したいふれあいサロンの会場を担当する高齢者相談センターへご連絡ください。
※高齢者相談センターは市から委託を受けた「高齢者のための公的な相談機関」です。ふれあいサロンの他にも介護などの相談ができます。
問合せ:いきいき健康医療課
【電話】0480-62-1311