くらし 特集 まちの未来を守るために公共交通を利用しましょう!(2)

■東松山市地域公共交通会議会長メッセージ「皆で考え、皆で実践」
東松山市には、鉄道・民間路線バス・市内循環バス・タクシー・デマンドタクシーといった様々な公共交通が展開されています。しかし、人口減少や運転手不足などにより、公共交通を取り巻く環境は今後ますます厳しくなることが予想されます。現在利用している人だけでなく、これまで公共交通を利用されていない人も含め、市民一人ひとりが公共交通の維持について真剣に考え実践することが必要です。
鉄道やバスなど、大勢が乗車できる公共交通を積極的に利用することで、交通サービスの維持だけでなく、地球温暖化の抑制にも貢献できます。また、買い物の際には、行きは身軽なためバスを利用し、帰りは荷物が多いためデマンドタクシーを活用するなど、状況に応じて交通手段を選択することで、市財政の負担軽減や交通サービスの維持につながります。
一方、自家用車の利用を1日控える「カー・フリー・デー」は「モビリティ・ウィーク」へと発展し、公共交通・自転車・徒歩などを活用した持続可能な都市や交通を考える1週間のイベントとして、世界各地で実施されています。「花とウォーキングのまち東松山」の市民の皆様には、自家用車に頼りすぎない、人にやさしいまちづくりについて考え、できることから行動していただけると幸いです。

東松山市地域公共交通会議 会長 東京電機大学 理工学部 教授 高田和幸(たかだかずゆき)さん

■バス・タクシーの運転手不足の状況(2024年問題等)
新型コロナウイルス感染症の影響により公共交通の利用者は減少し、交通事業者の経営状況は厳しさを増しています。また、時間外労働の上限規制や改正改善基準告示の適用(いわゆる2024年問題)によりバス運転手の不足はより深刻化しており、タクシー運転手についてもドライバーの高齢化やなり手不足の状況が続いています。
地域の公共交通を維持していくためには、バス・タクシー運転手の確保が必要不可欠です。東松山市内を運行する交通事業者では、運転手を募集しています。公共交通の担い手として地域社会に密着し、人々の生活をサポートする仕事について考えてみませんか。
詳細は各事業者ホームページをご確認ください。

■公共交通はみんなの財産
公共交通の充実は、単に移動手段の確保だけでなく、外出機会を生み出し、社会参加や生きがいの創出につながります。また、人の移動が円滑になることで、地域の活性化の効果も期待できます。さらに近年では高齢化の進展等から公共交通の重要性が増しています。
市では、令和6年3月に「東松山市地域公共交通計画」を策定し、将来にわたり持続可能な公共交通ネットワークの形成と、地域の暮らしを支える移動手段確保のための事業を進めています。
市民の日常生活に大切な公共交通ですが、利用者がいなければ減便や路線廃止となってしまう可能性もあります。私たちに今できることは、公共交通の現状と課題を理解し、目を向けることです。まちの未来を守るために、公共交通を利用しましょう!

特集に関する問合せ:地域支援課
【電話】21-1435【FAX】22-7799