- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県東松山市
- 広報紙名 : 広報ひがしまつやま 2025年4月号No.1146
◆5 元気で活力のある にぎわいのまち
○農業の振興
農地中間管理事業等の活用により農地の集積・集約化を促進し、生産規模の拡大に取り組むとともに、農業水利施設の適正な維持管理を推進することで、農業の生産性向上を図ります。また、農業の担い手を育成・確保するため、農業塾や農業研修、就農相談会を引き続き開催します。
本市の特産品である梨や栗、白いトウモロコシ「ハニーホワイト」については、JA埼玉中央農協や農業公社と連携してPRを強化します。また、農産物直売所「いなほてらす」を中心として地元農畜産物の地産地消を推進し、市内の食料自給率向上を目指します。
農林公園は、イチゴの摘み取りや農産物収穫体験、カフェの運営などを通じて、農業と観光の拠点として高い評価を得ています。今後も様々なイベントを実施し、農とふれあうテーマパークとして更なる来園者の増加を図ります。
○商業の振興
本年1月に補助対象区域等を拡大した空き店舗対策事業補助制度の利用促進を図り、都市機能誘導区域にある空き店舗を活用する事業者への支援に継続して取り組みます。
また、本市の価値を高め、地域経済の活性化に寄与する民間事業者の取組については、地域ブランド認定制度「ひがしまつやまプライド」や、ふるさと納税制度などを通じて積極的に関与し、官民連携による相乗効果を生み出していきます。
さらに、本市の産業、特産品、農産物を市内外へ広くPRし、地域産業の発展や市内生産物への理解を深めるため、本年も「東松山産業祭」を開催します。
○産業振興と就労支援の充実
利便性の高い充実した交通網など、本市の高いポテンシャルを生かした企業誘致や事業所の拡張・設備投資に取り組む企業の支援、創業サポートを継続して実施するとともに、がんばる中小企業等応援補助制度の積極的な活用を促進することで、企業の経営力向上を図ります。
また、近年、本市には先進的な取組にチャレンジする企業が進出しています。部局横断的な相談体制や各種制度の有効的な運用により、事業の継続・発展を積極的に支援します。
就労支援では、地域企業との合同就職相談会や元気で就労意欲にあふれる高齢者を対象とした合同企業面接会を引き続き開催し、市民と企業のマッチングの場を提供することで、雇用の創出につなげます。
○観光の振興
化石と自然の体験館は、発掘体験者数が間もなく10万人となります。今後も体験館の集客力を生かし、他の観光施設などと連携しながら、市内観光の周遊性向上を図ります。
また、東松山・比企広域観光推進協議会を中心に、観光ツアーやデジタルスタンプラリーなどを開催することで、比企地域が一体となって魅力や知名度の向上に取り組みます。