健康 特集 健康に向かって運動しよう(1)

私たちにとって、毎日をいきいきと生活するためには「健康」であることが何よりも大切です。
また、生涯にわたり心身ともに健やかで充実した暮らしを送ることは、全ての市民に共通する願いであり、そのためには、日頃から自らの健康について考え、行動し、健康増進に取り組むことが重要です。

市では、令和6年3月に「第3次ひがしまつやま健康プラン21」を策定し、基本理念とする“健康に向かって歩こう東松山”の実現に向けた施策を進めています。
赤ちゃんからお年寄りまで、全ての市民が、自分自身の健康に関心を持ち、生涯にわたっていきいきと暮らせることを目指して、基本的な目標を定めています。

■基本的な目標
(1)自分の健康は自分でコントロールしよう
(2)みんなで健康づくりに取り組もう
(3)いきいき・はつらつとした生活を送ろう

■第3次ひがしまつやま健康プラン21とは?
これまでの「東松山市歯科口腔保健推進計画」及び「東松山市自殺対策計画」を「東松山市健康増進計画・東松山市食育推進計画」に包含し、一体的な計画として策定したものが「第3次ひがしまつやま健康プラン21」です。7つの分野のうち、今年度は主に「身体活動・運動」をテーマにしています。

■できることから健康づくりを
からだを動かすことを「身体活動」といいます。身体活動には「運動」と「生活活動」があります。

■市民の身体活動・運動の現状と課題
[令和4年度市民アンケートから]
※令和4年12月~令和5年1月実施
身体活動・運動では「できる限り歩くことを心がけている」「1日30分以上の運動を週3回以上している」の2項目について、市民アンケートを行いました。
その結果は「できる限り歩くことを心がけている」市民は過半数で「1日30分以上の運動を週3回以上している」市民(青年期以降)は3割程度であることが分かりました。特に運動量が低い世代は20~64歳の世代で、65歳以上になると増加していました。
「1日30分以上の運動を週3回以上している」男女別の割合をみると、働き盛り世代での割合が低く、課題になっています。

○日常生活でできる限り歩くことを心がけている割合

生活の質の維持・向上のためにも日常生活における適度な運動が重要です。できる限り歩くことを心がけている割合は、高齢期では7割を超えています。介護予防につながるよう、ウォーキングについて一層取り組んで行くことが重要です。
また、青年期、壮・中年期については、歩くことを心がけている割合は5~6割程度となっていますが、その割合は増加傾向にあり、今後もさらに増加に向けて取り組んで行くことが重要です。

○1日30分以上の運動を週3回以上している割合

1日30分以上の運動を週3回以上している割合は、12~19歳は約6割となっていますが、青年期や壮・中年期では3割程度にとどまっています。
適度な運動は、心身の健康維持に効果があるとされ、今後は日常的にからだを動かすことの重要性を再認識するとともに、ウォーキングや体操などを気軽に取り組むことが重要です。

■座っている時間を減らしてからだを動かそう!⇒少しでも動くことが健康の秘訣
「運動不足」は日本人の死亡に関連する危険因子の第3位です(第1位…喫煙、第2位…高血圧)。
運動は、生活習慣病等や高齢者のフレイル(心身の不調等により虚弱な状態に陥ること)等の予防・改善に大きな効果をもたらします。
厚生労働省作成の「アクティブガイド-健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023-」では、全ての年代において座りっぱなしの時間が長くならないよう、個人差を踏まえ、強度や量を調整し可能なものから取り組み、今より少しでも多くからだを動かすことを推奨しています(立位が困難な人も、じっとしている時間が長くなり過ぎないよう少しでもからだを動かすことを推奨しています)。
成人では、歩行又は同等以上の身体活動を1日60分(1日約8,000歩)以上、高齢者では歩行又は同等以上の身体活動を1日40分(1日約6,000歩)以上に加え、筋力トレーニング等の運動を取り入れることを目標に、からだを動かしてみましょう。